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火事で生き別れる

燃えさかる町  家族はまだ幼い少女たちの名前を呼ぶ

無事に見つかったのは一人だけ


「胸の下の蝶の形のあざ双子の姉の有栖ちゃんの方ね

妹の方には背中に同じ痣」


「可哀想に・・双子の妹の子は死んだのね

やはり火事で、せめて双子の姉の方この子だけでも 私の大事な兄さん夫婦の子ですもの」


「貴方 私の兄さんの子供なのです」綺麗な服を着た女性 面立ちはとても整い美しい 

「ああ、わかっている心配ない 私達の大事な子として育てよう」


彼女の夫は 紳士とわかる 身なりの良いスーツ

ただ、この大火事で 煤で多少の汚れなどがあった



町の片隅では・・

「おやまあ、この子も この火事で家族を失ってしまったのだね 可哀想に

仕方ないね 面倒をみてくれる孤児院があるからね」


「あ・・服に縫い取りがある 手毬という文字の刺繍

可愛い名前ね 手毬ちゃん」




それから、月日が流れて十年以上の歳月が流れた

二人は違う運命をそれぞれと辿る 


汽車から降り立つ二人の少女 




1等車からは 異国の流行である衣装をまとった少女


花飾りとリボンのついたお洒落な帽子をかぶっている

沢山の荷物におつきの者達


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