カネ転がしの自由
投資家の多くは儲ける為に株式投資をする。企業を支配する為ではない。時々、機関投資家や超富裕層が空売りしたり短期売買したりして株式市場を操っているけれども、市場や企業を潰したいからではなくて、自分達が儲かる為に操作しているのだ。無闇に金融危機を起こせば自分達も損をする。
株式市場は弱肉強食。勝者以上に敗者がいる。儲かった時は相場が良くて、損した時は自業自得。超富裕層や機関投資家の方がそう考えているようだ。
私は超富裕層や機関投資家の気持ちを全く理解できないし、時には冷徹に見える。しかしこの人達は利益を追究しているだけであって、人権侵害を積極的に行っているわけではない。金融危機や大恐慌のキッカケを起こして確かに結果的に人権侵害に近い事故が起きるけれども。
右翼もまた右翼として利益を追究してみてはどうだろう。株式市場に参加しないのは、敗者以前の問題だ。特に反共産主義を自覚するなら市場に参加しよう。
社会主義者は株式市場を超富裕層達によるカネ転がしの玩具であって、超富裕層達が労働者達の資産や尊厳を奪って踏みにじっていると考えている。しかし、社会主義国であるはずの中国にも株式市場はシッカリと存在しているし、労働者が株式を買って投資家になる自由を否定すれば、労働者の財産は制限される。
カネ転がしは無粋で穢らわしい印象が強いけれども、一人一人が損する可能性と覚悟をシッカリ持てば、下らないギャンブルよりも余程健全である。株式市場にはインサイダー取引禁止の様に様々な決まりが有る。同時に投資家を守る法律も存在している。
保守と伝統を守る右翼はカネ転がしに抵抗が有るかもしれないが、社会主義を否定するならもっと自由を謳歌すべきだろう。