右翼といえば
右翼に対して否定的な印象を持つ人が多い。
右翼といえば街宣車でスピーカーから北方領土返還を訴える人達の印象が強いだろう。また、ネット右翼を略してネトウヨが中国や韓国への誹謗中傷を繰り返している場合が多々ある。だから、右翼だと言われるのを嫌がる右翼も沢山いる。
右翼は保守と自称している場合が多い。右翼もまた右翼という単語を嫌うのだ。しかし、右翼は愛国主義者や伝統主義者や保守主義者の事を指すだけで、否定的な意味は元々無い。
愛国主義者だからといって民族差別主義者とは限らないし、伝統主義者だからといって過去を鵜呑みにしているわけではない。無政府主義者や社会主義者でも民族差別主義者はいるし、革新主義者でも温故知新の概念は有る。
日本の右翼の場合、親米派や親自民党が多いと思われがちだが、横暴な米軍人や米国政治家を警戒する者もいるし、自民党に懐疑的な者も一定数はいる。軍事的にも外交の場でも米国に依存して独立を軽んじる状況はやはり右翼にとっては好ましくないだろう。
日本の事は日本人が責任を持つ。それが右翼の基本ではないだろうか。
実を言えば日本の株式市場は現物取引では六割、先物取引では八割前後が外国人投資家によって動かされている。外国の株式市場と比べると日本の株式市場は圧倒的に外国人に支配されているのだ。
株式投資について日本人はここ十年近くで興味を持つようになったけれど、それ以前は否定的であった。カネ転がしは無粋だと思われていたようだ。しかし株を買えばその会社の所有権を持つようになる。責任は重いのだ。カネ転がしであっても、既に外国人が日本の株式市場を支配しているし、カネ転がしも楽ではない。
右翼は経済安全保障の観点から言っても、どんどん株式市場で株の売買をすべきなのだ。ネットや街宣車やデモで外国人を威嚇する時間が有るならば、株式投資をした方が国益になる。
一方、一部の投資家達は小泉純一郎と安倍晋三を評価している。両者は日本人による株式投資や資産運用を奨励していたからだ。確かに両者は貧困層や中流階級の人達には評判は高くないが、日本人による株式投資の政策自体は経済政策としてある程度効果はあったようだ。
まあ、こんな事を私がわざわざ言わなくても皆は知っているだろうけれど。