~攻撃できない焦りとイライラ・・~
~攻撃できない焦りとイライラ・・~
見えない邪魂相手の僕たち、どうも思うように効果をあげられてない・・
「だめだ、この状況じゃどれだけ攻撃しても効果が上がらないよ」
「そうね、なんとか邪魂をはっきり見えるようにできないものでしょうか・・・」
離れた場所で攻撃していたアルも、攻撃の効果があまりないことに苛立ってるようで、
「これじゃいくら攻撃したって、ぜんぜんダメ、なんとかしてよユウト~ッ!」
僕たちが攻撃の効果に疑問をもっているのをあざ笑うように、邪魂は辺りの岩を蹴とばして余裕の攻撃をしてくる、めっちゃ腹立つ!
「なによこれ! 岩なんか飛ばしてきて、私たち舐められてるんじゃないかしら!」
「ホントだよ! 石ころ飛ばしなんて、わたしたちゴブリンレベルって舐められてるっぽい、アル、こういうのキライッ!」
邪魂が飛ばしてくる岩はエレーナの防障神術とタミーの防壁で防がれて被害は出てないけど、こっちの攻撃もまた効果が出せてない状況でもある。
アルも邪魂の石ころ蹴とばし攻撃にご立腹の様子、舐められてるってことにキレたっぽいアルの動きがより一層俊敏でキレッキレになった。
しかし、邪魂の石ころ飛ばし攻撃は、どうやってるのか判らないけど、バルカン砲レベルに撃ちまくってくるので、避けるに必死で、攻撃態勢をとったり、詠唱をするヒマもないくらいだ。
ビュ~ン、ビィ~ン、ギュ~ン(邪魂の石の飛んでくる音)
「これじゃ、避けるのだけで目いっぱい、とても攻撃どころじゃないわ」
エレーナは無詠唱で矢弾を撃ってるけど、その半分も邪魂に当たってない、僕のほうもブレードルミナーやエレーナ譲りの矢弾を撃ってるけど命中率はエレーナ以下、これじゃ邪魂へのダメージより、こっちのバイタルのほうがどんどん削られてしまう、なんとかこの状況を打破できる方法は無いかな?
その間も警備部隊のほうも被害が拡大してて、残りの人数が10人を割ってしまってる。
「マズいよエレーナ、このままじゃ警備部隊の人達が全滅しちゃう、なんとかしないと」
そう言ってるときも警備部隊のひとりに邪魂の放った岩があたり倒れた。
「くっそ! 拡散ブレードルミナーッ!」
バシューン!!
僕は倒れる人を見てつい強い口調になっちゃった、しかし、ブレードルミナーを散弾のように拡がる拡散で撃ってみたら、連続で襲ってくる岩や石をそこそこ防いでくれて使えることがわかった、しかし・・・
「これじゃ防御はできてもぜんぜん攻撃できないじゃん!」
タミー、アルも必死に防戦してるけど、一向に攻撃できずにいる。
「ひゃ~! もうどっちに行っても石がとんでくるよ~ッ!」
「これじゃ、邪魂退治どころじゃないわ、こっちが退治されちゃうわよ!」
ビュ~ン、ビィ~ン、ギュ~ン、バッ、バッ、バッ(邪魂の石の飛んでくる音)
一方的な邪魂の攻撃に対し、僕たちは防戦るので精いっぱい・・・
「なにか方法があるはず・・」
昨日は一日中雨で、憂鬱でしけたけど、今日は一転、ちょっと暑い
くらいのイイお天気!
なので~、ちょっとお出かけして気になるお店をのぞいて
廻りました、といってもお金ないので見るだけ~(笑)
まぁ見るだけでも、けっこう楽しかったなぁ~
お話もちょっと進めました。
いつも読んで下さってる皆様、今話もよろしくお願いします!!




