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~伝の使者 ハリアー (2)~

 ~伝の使者 ハリアー(2)~


 窓の外に現れた、ハリアーと呼ばれる鳥?

 それはエレーナ達、巫神の仕事を陰で支えてくれる仲間的存在の大型の鳥とのことで、サイズ的にはトンビの2倍ちょっとあるくらいの大型のボディをしてる。

「ハリアーは猛禽類の鳥で、私たち巫神には無くてはならない相棒のような存在ですね」

 そう言ってるうちにそのハリアーと呼ばれる鳥はグングン接近してきて、ついにはエレーナが差し出した左腕に乗ってしまった。

バサッ!バサッ! (ハリアーがエレーナの腕に乗るときの羽音)

「うはっ! な、慣れてるんだね? アハハ」

 バッサッ、バッサッと重い羽音と鋭い目つき、足の爪も太く鋭い、モロ狩人的容姿で、メチャ怖い・・・

 その姿に押されて、僕は二歩ほど後退しちゃって、ちょっとハズい・・・

 しかし、そんな威圧感たっぷりなハリアーを腕に乗せてるエレーナは、ずっとニコニコしてハリアーにいろいろ話しかけてる。

「いつもありがとうね、これは今日のお礼よ、受け取ってくれるかしら?」

 エレーナは異空収納から干し肉のようなモノを取り出してハリアーに渡してる。

「それなに?」

「これはハリアーへのお礼です、ホーサーなどの肉を干したモノで非常食にも使えますけど、これがハリアーの好物でもあるので、お仕事をしてくれた後は必ずお礼として差し上げてます」

 エレーナが差し出した干し肉を鋭い爪で受け取ったハリアーは見た目とは合わない可愛い鳴き声を残して去ってった。

キュ~ (ハリアーの鳴き声)


 エレーナはハリアーが持ってきた書簡を開いて、一気に顔つきが険しくなった。

 そんなエレーナを見ていたタミーとアルはすでに出発の準備を済ませていた。

「えっ? 二人はなんで出発準備してるの? 朝めしまだだよね?」

 僕のそんな疑問には耳もくれず、タミー、アルは真剣な表情でエレーナに聞いた。

「エレーナ、急がなきゃダメになったようね? すぐ出発しましょう」

「アルも準備できてるよっ!」

 タミーとアルは今すぐにでも出発し、邪魂退治ができそうな気合が全身から漂っているのが僕にも判るほどになってる。

「どうしたの、二人とも? なんだか気合のレベルがいつもと違うね」

 僕がそう聞くと、まずタミーが、

「そりゃ、そうなるわよ、ハリアーが来るなんて、そうそうあることじゃないのよ、それだけ急ぎってことだわ」

 つづいてアルも、

「ハリアーの伝令なんだから、よっぽど急ぎなんじゃないかな? アルちょっと興奮してきた!」

 と言いながら、アルは尻尾を目いっぱい膨らませている。

「あの鳥で伝令が来るときは急ぎのときなの?」

 僕はハリアーという鷹のような鳥を使った伝令を見たのは初めてだったので、その意味を理解できてなかったんだけど、タミー、アルの勢いを見てただ事じゃないってことは空気感もあり、しっかりと伝わってきていた・・・

今日は普通の時間?の更新ができました^^

いつも読んで下さってる皆様にご迷惑な時間の更新は

しないようにしてるんですけど、前話のようなこともあり

申し訳ないって思ってます・・・

今話も読んで頂けると嬉しいです!

では、よろしくお願いします!!

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