~やっぱエレーナすご~い!!~
~やっぱエレーナすご~い!!~
薫が巫神たちと空へ消えるとタミーとアルが妙にニコニコして僕に寄ってきた。
「やっと邪魔がいなくなったねユウト、アルはずっとユウトの傍にいてあげるからね」
アルったら薫がいなくなったからって、こうも露骨にすり寄ってくるなんて! 女子ってマジ怖いッ!
そう思ってると、さらにタミーまでもが、
「ユウト、私だって邪魔がいないほうがいいわ、できればアルもいなくていいくらいよ、ウフ」
タミーのほうはアルを挑発までしてきた、それを聞いたアルもふくれっ面に尻尾を膨らませて険悪な空気、一触即発とはこのことだ、これはヤバい、なんとかしないとケンカになっちゃう。
「い、いやぁ、ふたりともケンカになるようなことは言わないほうがイイと思うよ、なんたって僕たちは4人でひとつのパーティなんだからさ、ネッ」
と言ってみたけど、二人の空気感は変化なし・・
「フ~ンだッ!」
二人の間の険悪なムードをどうにかしないとと思って、やっとのことでひねり出した言葉だったんだけど、すべったぁ~・・・
僕のスキルでは女子の気持ちの調整はハードルが高すぎて、もうマジむりっす・・・
困ってる僕を見かねてエレーナがタミーとアルの間に入ってきて、
「タミーにアル、ふたりともお互いを不要なように言い合って、そんなことではこれからもっと強力な邪魂の退治をしないといけなくなったときどうするのです? もうちょっとお互いを認め合って尊重してもらわないと困ります、そして自分の立場を自覚してください!」
エレーナの言葉はいつになくやや強めだったので、僕は少々驚いたけど、そんな強めの言葉がふたりにはバッチリ効果があったようで、タミー、アル、どちらともなく
謝りあって、やっぱ巫神ってスゴイ!
「アル、ごめんなさい、私ホントにアルが消えてもイイなんてぜんぜん思ってないのよ、ちょっと言いすぎちゃったわ」
「え、え~と、アルもタミーのこと大好きだよ、一緒にいられて嬉しいモン!」
エレーナの一言で、タミー、アルの険悪な空気は一気に消え去ってくれた、それなら最初からエレーナが動いてくれれば良かったんじゃない? 僕必要??
昨日同様今日もちょっと早めに更新できました!
でもちょっと文字数すくなめ・・・
読んで下さってる皆様には物足りないと感じられちゃいそうだし、
手抜きすんなって怒られそうで・・・
ホントにゴメンナサイ・・




