~女子vsユウト 心理戦??~
~女子vsユウト 心理戦??~
新たな仕事に出発する前に薫のことやギャラのこととかあって朝からワイワイとにぎやか。
アルとタミーは元々僕のことを気に入ってくれてるし、なにかつけ僕が好きとか、愛してるとか言ってくれるので、普通の男子の僕としては女子に好意も持ってもらえるのは超ウレシイ、でもここは異世界だし、僕としては金髪色白美人巫神のエレーナのことが気になってるから、三人も選べるなんて、ムフフなのがイイ気分・・^^
まぁそんな感じで上から目線的なことを言ってる僕だけど、人間界では女子から好きなんて一回として言われたこと無かったので、今の状況は夢みたいな話、相手がエルフとキャットピープルというのが微妙なところだけど、ゲーム以外で女子に言い寄られるなんて、この世界は天国~~ッ!
僕がボ~ッとそんなことを考えてると、タミーが当然のように突っ込んできた。
「ユウトぉ~、ニヤニヤしちゃってな~に考えててるかしらぁ~?」
うわっ! 僕ニヤついてた? うわぁ~油断してた~。
「い、いやぁ別に何でもないよ、アハハハ」
「ウッソ~、どうせアルに好きって言われて、舞い上がっちゃってたんでしょ、ごまかそうとしてもあたしはごまかせないわよ、ウフ」
やっぱり女子には相手の思ってることを透視する能力があるんだ、間違いない!
僕が妄想してたことをタミーに見抜かれていたたまれないでいると、タミーがすかさず、そんな僕の隙をついてきて、
「ユウト、もう気が付いてるとは思うけど、私もユウトのこと好きよ、アルなんかにあなたを取られるくらいなら、どんな汚い手を使ってもあなたを私のものにする覚悟よ、ウフ」
僕はタミーのそんな言葉を聞いて、エルフという優しい妖精というよりダークな背景をバックに上から目線で迫る魔女のイメージが頭に浮かんだもんで、無意識に口から。
「魔女・・・」
僕のボソッと言ったった独り言のような言葉にもタミーは容赦なく、
「魔女ってなによ! 失礼しちゃうわ、でも、妖しい女の魅力もイイものヨ、ウフフ」
アルはともかく、魔女のタミーはどこをどう切り取っても、勝てる気がしない・・・。
そこまでいろいろタミー、アルにいじられてた僕だけど、ふと我に戻って、
「あれ? エレーナ、まだ出発しないの?」
「ユウト、やっと戻ってきましたね、いつまでジャレてるのか心配しましたよ」
エレーナは僕とタミーのやり取りをいたって冷静に見ていたようだ。
エレーナってメッチャ綺麗で可愛い女の子だから大好きなんだけど、時々、今みたいに冷たい一面のようなモノもみせるんだ、そんなとき僕は「ゾクッ」ってしちゃう・・・
今話は人生初のモテ期到来で少々天狗になっちゃったユウト君、
そんなときもエレーナは平常心的な態度?でも・・・
今日は日曜日で雨でしたので、こんなに早い?時間に更新させていただきました!
いつも読んで下さってる皆さま、今話もよろしくお願いします!!