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~危険地帯へ~

~危険地帯へ~


 メサの町までは馬車で一日半の距離とエレーナが教えてくれた。

 でも今回はメサの町が目的地じゃない、その途中で現れる山賊みたいな輩を退治するためだから正確にはメサが目的地じゃない、そこまでの途中が目的地って感じなので、いつ襲撃があるか判らないというリスクを背負いながらの移動だ。

「みんな、周囲の警戒をしっかりね、私は右側を警戒するわ」

「それじゃあアルは左側見るね」

 僕たちはそれぞれが左右前後の警戒をしつつ馬車を進める。

 いつ現れるか判らない相手に対してタミーがエルフの術の防護壁で馬車を覆い、手綱を操ってるエレーナは前方約60度くらいの角度へ集中して防障神術を展開してる、いわば役割分担で防御力を高める作戦だ。

 馬車のキャビンに乗ってるタミーやアルに比べるとエレーナは手綱を持ってるため外に出てる形になる、そのぶんエレーナは危険といえるので、僕はエレーナの横に座って周囲の警戒についた。


 ツーソンの町から続いた広く開けた大地が途切れ、僕たちは岩山がそびえ立つ地形的に危険なエリアに入った。

「なんか危険な匂いがプンプンな地形だね、薫、岩山の上のほうの警戒監視をしくれないかな?」

「わかったわ、馬車の上を浮遊して警戒する」

 薫は僕の頼み通り、馬車を出て上空監視にあたってくれた、航空自衛隊の早期警戒機的な役割、こういうとき、浮遊できるのって便利だ。

 薫が上空へ行くのを見ていたアルがぼそっとつぶやいた。

「カオルって今回の敵の奴らから見えちゃわないかな? 見えたらヤバイよ」

 確かにアルの言う通りだ、薫ひとりを上空に留まらせるのはリスクが大きい、でも薫の他にはエレーナが空を自由に飛べるまではいかないけど、飛ぶことができる。

 しかし、ここでエレーナまで空中へ行ってしまうと今度は馬車のほうが危険になってしまう。

「どうすりゃいいんだっ!」

 僕が頭を抱えて思わず独り言を言うとエレーナがニッコリ笑って、

「大丈夫ですよ、カオルもタミー、アルもみんな強い心を持ってます、信頼しましょう」

 そうだ、エレーナの言う通りみんな強い意志でここにいるんだ、信頼してイイ仲間だ。

「そうだねエレーナ、みんなを信じなきゃね」


 僕たちはそれぞれ周囲を警戒しつつ馬車を進め、岩山地帯に入っていく。

 上空警戒をしてる薫も周囲を見まわしてくれてる。

 タミーやアルも周囲を警戒してるけど、今のところ異常はない。

「ここにはいないのかな?」

 僕がつぶやくと横にいるエレーナが

「どこで襲ってくるか判りません、油断してはいけませんよ」

 こういったときは主導権は攻める側にあるので、守る側の僕たちはずっと緊張を強いられる、ぶっちゃけメッチャ不利ってこと。

「出てくるんなら、早く出てこいッ!」

 僕から見てもはっきりそのイラつきが判るアルがしっぽを膨らませながら見えない相手に文句のような言葉を投げている。

「アル、今からそんなに緊張しててもしかたないわ、リラックスして行きましょう」

 緊張でカッチカチのアルにタミーがわざとゆる~い感じで諭すように言葉をかけてる、さすがタミー、妹を想うお姉さんのようでこっちまで癒されるよ~。

 しかし、そんなタミーの思いとは裏腹に異常は訪れた、しかも、僕たちが想像してた形はまったく違う形で・・・

今日は5/4、わたしの住んでる場所はけっこう気温が上がって

ちょっと動くと汗っぽくなって困っちゃうから、あまり動かず家で

じぃ~っとしてました・・^^

そういえば昨日(5/3)って大きな地震がくるって予言?があったって

聞いてました、だからわたし内心ビクビクしながら一日過ごしてたんですけど、

何もなくって良かったです^^

できれば地震はいっぺんに来ないでチョットづつ小出しでお願いしたいですネ^^


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