~ピンチを脱出?~
~ピンチを脱出?~
アルと薫に詰められて窮地に立ってる僕がいろいろ釈明に苦労していると、隣の部屋にいたエレーナとタミーが物音に気づいたようで、こっちの部屋に入ってきた。
「朝から何してるのよ~」
「どうしたのですか? こんな早い時間から、なにか問題発生ですか?」
部屋に入ってきたタミーがそこにアルをみつけて、
「あっ、アル! なんであんたがここにいるのよっ! あぁ~、もしかしてアル、夜の間にこっちに忍び込んだんでしょ?」
「へへへ、アルどうしてもユウトと一緒に寝たかったんだもん、だから来ちゃったんだよ~」
アルは悪びれるどころか、やりたいことやっちゃったもん勝ちだよとでも言いたそうな勝ち誇ったドヤ顔でタミーに言い返してる。
そんなアルに対してタミーのほうはというとアルにしてやられたといった感じで、誰が見ても悔しいって顔をしてる。
そのタミーの怒りの矛先がなんでかこっちに向かってきた。
「そもそも、ユウトはなんでアルをベッドにいれたのよっ!」
「えぇ~っ!? そ、そんなこと言われても、まさか寝てる間にアルが忍び込んでくるとは思わないし、ぐっすり寝てたし・・・」
ものすごいタミーの剣幕に僕はその場をしのぐことしか考えられず、ありのままを言葉にするのが精一杯だった。
「もう! ユウトったら! アルの気配くらい察知して起きてほしいものだわっ!」
「ゴ、ゴメン・・・」
タミーの怒りようは今までにないくらいのレベルで、傍で見ていたエレーナも一言も口出しせず、ただ嵐の過ぎるのを待つといった感じだった。
でも、数秒あけてエレーナがその場の空気を変えるつもりでか、朝食の話を始めた。
「朝からバタバタしちゃいましたけど、みなさん朝食にしませんか? お腹が空いているとイライラしちゃいますからね」
それを聞いた薫は。
「私はここで待ってますから、皆さんどうぞ朝食へ行ってください」
薫のその言葉に促され僕たちは部屋を出て食堂へ向かった。
タミーは食堂でもご機嫌ななめだったけど、エレーナの機転で僕の横にタミーを座らせることで、食事が済むころには少し機嫌が治っていた。
今日は5/2、ついに明日から5連休です!
皆さんの中には9連休って超羨ましい方もいらっしゃる
と思いますが、GWいかがお過ごしでしょうか?
わたしは5連休なんですけど、まだ予定とか入ってなくて、
出掛けるとかないっぽいので、連休中は部屋の掃除とか
しようかな~って思ってます^^
では、よろしくお願いします!!




