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~アル+タミー × カオル?~

 ~アル+タミー × カオル ?~


 3人それぞれ美味しいものを楽しんで店を出た、結局アル、タミーはソフトクリームを2つづつ注文したので、まぁまぁ満足してくれた様子。

  まだ暗くなるまで時間があるので、薫を連れてちょっと町を見て回ることにした

 薫は浮遊しながら僕たちの後をついて来てる。

「人がいないところなら、カオルとも会話OKだよね?」

「あぁ、でも周りに注意しなきゃダメだよアル」

「判ってるよユウト、大丈夫だって」

 薫は他人には見えてないけど、誰もいない空中に対して話しかけたりしてるのを他人に見られると面倒だし、エレーナに迷惑を掛けそうだから一応注意していた。

 タミーは大丈夫だと思うけど、アルはなにかやらかしかねない、超危険だ・・・

「カオルって何歳だったの? アルは今15歳なんだけど、アルよりお姉さん?」

 薫はいきなりアルから質問されて、ちょっと戸惑っていたけど、僕のほうを見ながら答えた。

「私は人間のときは18才で、裕翔と同じでした」

「ユウトと同い年だったならアルよりお姉さんだね、やっぱりアルはカワイイから妹キャラが似合ってるかな~フフフ^^」

 アルってば自分で自分を可愛いって、よっぽど容姿に自信満々なんだな、まぁ可愛いのは僕も認めるけどね。^^

 それを聞いたタミーがさらに薫に聞く。

「じゃあカオルはユウトの彼女だったのかしら? そうじゃなければここでずっと待ってなかったでしょうしね、ユウトもそう思ったでしょ?」

 けっこう厳しめの質問とは思ったけど、薫なら上手くかわしてくれると思って呑気に聞いていたら、こっちに質問が飛んできた!

「エッ!? え~とぉ、僕と薫は~、う~んとねぇザックリ言うと彼女と彼氏だったと思うよ」

 僕はいままで自分と薫の関係を聞かれたことなんて無かったんで、どう答えればいいか判らず、全身から冷や汗がタラタラ流れるほどにアセッた、たぶん顔なんて真っ赤だったんじゃないかな? メッチャハズイ!

 そんな僕の答えを聞いたアルがプンプン顔して絡んできた。

「でもねぇユウト、それって人間界でのことでしょ! こっちではアルもユウトのことぜっ~たいッ譲らないからね! 覚悟してよね!」

 するとタミーも対抗するように。

「私だって新入りのカオルには負けないし、ましてアルになんて負けるわけないわ! 絶対ユウトをモノにしてみせるわッ!」

 タミーとアルの言い合いを見てた薫、見るからに引いていた・・・

「裕翔、こっちではビックリするくらいモテてるのね、裕翔にとってはこっちのほうが居心地いいんじゃないかしら?」

 こっちの世界で初めて聞いた感情のこもった薫の言葉、超嬉しかったけど、その言葉にやや刺があるように感じたのは僕だけかな・・・?

・・・・

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