表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/304

~術師を訪ねる~

 ~術師を訪ねる~


 術師リーガンという人は、その仕事柄俗世間からの気の影響を嫌うらしくその住まいは町の一番端のほうにある。


 翌朝になり、リーガンさんに会うため僕たちは町を出発し、あまり人気のない郊外へ向かった。

 僕たちは結構な時間歩いてリーガンさんの家に着いたのは、そろそろ昼になる時間だった。

「あそこがリーガンさんのお宅です」

 エレーナが指さした一軒の家は、やや古びた感じのするものの、いたって普通の家だった。

「リーガンさんて普段何してるのかしら、エレーナ知ってる?」

 タミーはリーガンさんを知ってはいても、詳しいことは知らないというか、術師って仕事ゆえに秘密めいたことも多いのかもしれない。

「術師の多くは普段は普通の仕事を持っています、ですのでリーガンさんも今の時間は仕事に行ってるかもしれません」

「え~、せっかく来たのにリーガンさん居なかったら無駄になっちゃうよ~」

 アルはあからさまにガッカリ顔をした。

「まぁまぁ、まだ留守と決まったわけじゃないから」


 リーガンさんの家の玄関まできて、エレーナがドアをノックする。

コンコン(ノックする音)

「リーガンさん、いらっしゃますか? 巫神のエレーナと申します」

・・・・

 中からは反応がない。

「残念ながら留守のようですね」

「いきなりアポなしで来たのだから、留守でもしょうがないわよ、ちょっとどこかで

時間つぶしましょう」

 タミーは意外にすんなりとリーガンが留守ということを受け入れて、時間をつぶして再トライの方向を考えてるようだ。

 すると、浮遊していた薫が突然高度を上げた。

「薫っ! 何する気?」

 薫は50mくらい上がったところで辺りを見まわして、何かを見つけるとすぐ元の浮遊してる高さまで戻ってきて、ななめ左方向に指を指し。

「この方向、だいたい1000mくらいになにやら店が見えます、そこで時間つぶしするといいですよ」

 薫はタミーの時間つぶしという言葉を聞いて、周辺で時間をつぶせる店を捜してくれていたようだ。

「あら、あなた、意外に気が利くじゃない、私あなたみたいな頭の回転の早い人好きだわ」

 薫のちょっとした気遣いでタミーの薫に対するイメージは一気に好印象のほうへ振れてくれたようで、僕としてもイイ変化でうれしい!

 あとはアルのほうだけど、こっちはかなりの難敵の予感・・・

 タミーの薫への言葉を聞いていたアルは、もうそれだけでも、もう不機嫌でほっぺを膨らませてプンプンの様子、いやぁどうにかしなきゃ。


 僕たちはリーガンさんが留守だったので、薫が見つけた店で適当にお菓子やお茶を注文して、ゆっくりリーガンさんの帰りを待った。

 しばらくして、そろそろリーガンさんも戻ってるかもしれないし、リーガンさんの家へ戻ってみることにした。

コンコン(リーガン宅の玄関をノックする音)

「リーガンさん、いらしゃいますか、巫神のエレーナと申します」

「巫神が何の用じゃ」

ドン・ガシャ・パタパタパタ(家の中から聞こえる物音)

 家の奥から、やや歳のいったような声が聞こえ、物音がしてちょっと間があり玄関が開いた。

ギィ・・・

今回もちょっと短い感じなんですけど、読んで頂けると嬉しいです!

これからはこのくらいの長さで投稿していこうかなって

思っているので、よろしくお願いします!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ