~タミーとアル×ユウト~
~タミーとアル×ユウト~
「ワイチさんって、結構いい人だったわね、私ホントに一緒に飲みたかったわ」
タミーはお酒に誘われた分、ワイチさんに対する評価が僕たちより高いようで、そのあともずっとタミーは「ワイチさんイイ人」ばっかり言い続けていた。
僕たちがツーソンの中心街に戻ると、エレーナはこの町の異変について情報を得るため、巫神たちの支部へ向かった。
僕たちはエレーナが留守の間は昨夜泊まった宿で休息を取ることにした、アルはワイチさんが強くしてくれた剣のことが気になって仕方ないようで、しきりに剣を取り出して、陽の光にかざしたり、刃の部分を撫でてみたりしながら、ニヤニヤしている。
「アル、ワイチさんの鍛えた剣、かなり気に入ってるようだね」
「当然でしょユウト! アルの剣を強くしてもらえるなんて想像もしてなかったんだもん、もう嬉しくってルンルンだよ!」
そう言いながらずっとニコニコしっぱなしのアル、ニコニコしてるアルを見てるとこっちまで笑っちゃいそうになって困る^^。
そしてタミーのほうはアルよりやや年上なので、そんなに浮ついてなく、鏡の前でシャンパンゴールドに輝く自慢の長い髪を梳かしている。
「タミーの髪はホントにキレイだね、陽の光を受けてキラキラ輝いてるよ」
「そう、嬉しいわ、ユウトにそう言われると、私ものすご~くハッピーな気分よ! もっと見てユウト私の髪、ユウトが望むなら触ってもいいわよン、ウフ」
タミーが自分の髪を梳かすたびに辺りがなんとも言えない香しい香りに包まれる。
「えっほんと? じゃあちょっと触らせてもらおうかな」
と言って僕がタミーの側へ行こうとすると、アルが怖い顔して僕の前で仁王立ちになり、
「ユウト! 女子の髪に触りたいんならアルのを触ってよ! ユウトが望むなら他だって触らせてあげちゃうもん!」
そう言いながらアルの身体が震えてる。
口では強がってるけど、アルも女の子、怖いよね^^。
それにそれを言われた僕だってドキドキしちゃったよ。
ライバル心から出た言葉ってのは判るけど、まぁアルがものすごいことを言い切った、どこでも触っていい? そりゃ触り放題って言われたら嬉しいけど、そんなことできるわけないっしょ!
「二人とも、冗談だよ、アルもムキにならないで」
今朝のようにアルが泣いちゃったりするということはなんとか回避できてホッとした、僕もこっちに来てからいろいろ経験してきた甲斐があってタミーとアルの操縦も上手くなったなぁ、自画自賛^^
僕は二人がこれ以上ヒートアップしないよう上手くごまかしたけど、ホンネはタミーのキラッキラの髪にメッチャ触ってみたかったぁ残念・・
女神のような美少女のサラサラヘア・・・ムフフ。
うかつにもまた変な妄想でニヤけ顔になってしまった。
当然、それはタミーにもろバレで、
「また、変なこと想像してたでしょ、ユウトって意外にエッチ君かしらね、ウフッ」
「変な妄想なんてしてないよッ、妙なこと言うなよタミー」
「別にいいのよ、エレーナも言ってたじゃない、男の子だからそのくらい当然って」
「男子だからイイて言われるのもちょっとイヤだよ」
「まぁいいじゃない、女子だってエッチな妄想くらいするわよ、だから男子はどんどん妄想しまくちゃって、勇気があればガンガン女子に迫ってもイイと思うわ、ウフッ」
タミーの女子とは思えない大胆発言! それ自体が新たな妄想のネタになるって判ってるのかなタミーは?・・・
今話は少し短めですけど、よろしくお願いします!!
それと更新もちょっと遅くなっちゃいました、
ゴメンナサイ・・・




