~感謝されるってうれしい!~
~感謝されるってうれしい!~
リンシャンの町で僕がこの世界に来た理由が僕のひい爺ちゃんのシンゾウという人の巫神たちと交わした約束にあったことを知った僕、見たこともないひい爺ちゃんの勝手な約束でこの世界に呼ばれた僕としては、迷惑な話ではあるんだけど、エレーナやタミー、そしてアル、カリーナのような可愛くてキレイな女子達と知り合えたのもこの世界に来れたおかげだから、正直言えば嬉しかったりもする・・・
そんな僕を見透かしたかのようにカリーナが・・
「あれ~? ユウト、もしかしてシンゾウ爺ちゃんの勝手な約束にイラってしてる反面、わたし達みたいな美少女に囲まれるのも悪くないって、複雑な心境だったりしてるのかな~? ウフフッ」
「えぇ~ッ?! ま、まぁ、ひい爺ちゃんの約束があったからみんなにも会えたんだし、僕もこの世界ならみんなの役に立てるかもしれないし、なによりこの世界の女子はみんなカワイイのがイイッ!!」
「やっぱりねぇ~」
「ユウトも男の子だもん、当然よねぇ~」
「アルがイチバン可愛いでしょ? アハハ~」
カリーナに心を見透かされついでと言っちゃなんだけど、どさくさ紛れにいつも思っていたことを言ってみた、するとカリーナやタミー、アル達はみんな笑って受け流してくれてたんだけど、エレーナだけは・・
「そ、そんなこと軽々しく言ってはいけません!」
と顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしてる、僕はそんな意外なエレーナの反応に戸惑いながらも、
(やっぱりエレーナが一番可カワイイッ!)
魔族デッカーを倒して町の魔族、魔物を追い町の中心へ向かうと、そこかしこから隠れていたと思われる町の住人が出てきた。
「魔族たちを退治して下さったのはあなた方ですか?」
その中からひとりの初老の人物が僕に寄ってきて聞いた。
「あぁ、はい、魔族や魔物を率いていたデッカーというリーダー的魔族は倒しました、もう安心していいと思いますよ、アハハ」
「やはり、あなた方がこの町をお救い下さった救世主様でしたか! ありがとうございます! これでこの町は再建できます、本当にありがとうございます!」
「いえいえ、そんな大げさな、僕たちは魔族を倒すためのパーティで、魔族退治はお仕事なんですよ、ハハハ~」
と、ちょっとカッコよさげに言ってみた^^
(僕はこの世界に来て正解だったかも・・)
人からこんなに感謝されるなんて人間界では一度も無かった気がする、この瞬間だけでもこの世界に来て本当に良かったって思えた・・・
いつも読んで下さってる皆様、今話もありがとうございます。
初めて寄って下さった方々、寄って頂き、ありがとうございます。
皆様が読んで下さってることが、わたしの心の支えです!!
今日は朝からずっと雨、まぁ梅雨だから当然なんですけど、雨だからか会社の
社員さん達もあんまりテンションが高くなかった気がします、こんなこと
言ってるわたしもエアコンが利きすぎて足元がひんやりしちゃって、7月なのに
ひざ掛けを使ったりして今日は地味にツライ一日でした (;^ω^)
では、次も一生懸命お話を勧めますので、次話もどうぞよろしくお願いします!!!




