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~アル、暴走?妄想?~

~アル、暴走?妄想?~


 リンシャンの町で魔族のデッカーを倒したことがきっかっけになったのか、それとも元々そろそろだったのかは判らないけど、僕の覚醒が始まったようだとエレーナから告げられ、更に僕がこの世界に呼ばれたのがシンゾウっていうひい爺ちゃんと巫神との約束だったからとも教えられて、僕にとって良かったのか、迷惑なことなのかハッキリしない微妙な気持ちになっていた・・

「それにしても、この肩の妙なあざがひい爺ちゃんの昔の約束の証だったとはね、いいんだか、悪いんだか、判らないから怒る気にもならないや、アハハ~」

 この肩のあざのおかげで子供のときから周りの子供たちにいじられたり、羨ましがられたり、いろいろな思い出が思い出されて、おかしく思えた。


 僕としては良かったのかどうかハッキリ判断できないので、微妙な気がしてるんだけど、傍で聞いていたアルにとってはハッキリしてるようで・・・

「ハッキリしてるじゃないユウトッ! ユウトはひいお爺ちゃんの約束のおかげで、アルに会えたんでしょっ!?」

「え? ま、まぁそれはそうだけど・・・」

「じゃあ、喜んでいいんじゃない? だって~こんなにカワイイアルちゃんに会えたんだよ~、これはひいお爺ちゃんがユウトとアルを夫婦にしたいって願ってったって言えるんじゃない?」

「い、いやぁ~、そこまではさすがにひい爺ちゃんも思ってなかったと思うよ、ハハハ」

 なんかよく判らいけど、ここぞといった感じにグングンくるアルに僕は顔を引きつらせて薄ら笑いをするので精一杯、しかし、そんなことお構いなしのアルは・・

「ユウトったら~、そんなに照れなくってもいいのに~、ひいお爺ちゃん公認なんだよ、せっかくだしこの町で式もあげちゃおうよ、ウフフ」

コツンッ

「このおバカ、調子に乗ってるんじゃないわよ、まったく!」

 式もあげるとか悪乗りしすぎのアルにタミーがげんこつをみまった・・・

 こんなときでもアル&タミーコンビは下手な芸人より面白い・・(^_^;)


「まぁ、アルちゃんとの仲は後にしてもらって、この町にはカオルの球の気配はないのかしら?」

「そうだったわね、カオルの球のことすっかり忘れてたわ」

「そうだった、覚醒とか約束とかいろいろあり過ぎてすっかり忘れてたよ」

 カリーナに言われるまで、僕も球のことを忘れていた。

「ユウトにはカオルの球の気配を感じ取れるのよね?」

「まぁ、そのはずだよ」

「今も感じとれそう? 場合によるけど覚醒し始めることで、それまで持っていた能力の一部を失ってしまいって事例が多いのよ、それで確認してほしいと思って・・」

「そんなことがあるの? う~ん、今はなにも感じないな、でもこれってここに球がないからじゃないかな?」

 覚醒すると能力の一部を失ってしまうとは、覚醒するってイイことばかりじゃないらしい、しかし、カオルの球の気配を感じられなくなるのは一番困ることかも・・・

(それだけは避けたいな・・)


 僕は能力の心配をしながら、破壊されがれきしか見えない周りを見まわした・・


いつも読んでくださっている皆様、今話も読んで頂いて、ありがとうございます。

そして、初めて寄って下さった皆様、どうもありがとうございます。


今日はずっと雨ふりで、気温もあまり高くならず、数日前に比べてラクに過ごせる一日でした。

いまはまだ梅雨だから雨模様は当然なんですけど、場所によっては土砂崩れとか災害になってしまってる場所もあるようで、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。


では、次話も頑張ってお話を進めますので、どうそよろしくお願いします!!!


そうそう! お友達の 菊宮える ちゃんが一日のアクセス数が50を超えた!!って言ってメッチャ喜んでました、投稿を勧めたわたしもメチャ嬉しいです!多数のアクセスありがとうございます!

(#^^#)

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