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~ひい爺ちゃんの約束~

~ひい爺ちゃんの約束~


 リンシャンの町で僕は初めて僕だけの力で魔族を倒した、エレーナが言うには僕が覚醒し始めてる証らしい・・・

 そして僕がこの世界に転生したのもたまたまじゃないらしい・・・


「僕がこの世界に呼ばれたのは、たまたま偶然だった訳じゃないの?」

「えぇ、ユウトは選ばれてこの世界に呼ばれてきた、さらに言うと、ユウトが呼ばれた理由はあなたがシンゾウの血筋を受けた者だからです」

「シンゾウ? 誰それ? 知らないよ、そんな人」

「ユウトは直接は知らないでしょう、シンゾウという人物はユウトの3代前の先祖なのです」

「3代前の先祖? ということは僕のひいお爺ちゃんってこと?」

「そうですね、だからユウトは会ったことはないはずです」

「まぁ、そうだよね、会たことがないっていうか、時代的に会えるはずないよ」

「えぇ、でもユウトの躰にはそのシンゾウから受け継いでいる絆があるのです」

「でも、ちょっと待って、そのシンゾウひい爺ちゃんから受け継いでるモノがあるなら、僕のオヤジやジイサンもこっちに来たことがあるの?」

「いいえ、人間の世界からここへ来たのはシンゾウとユウトだけです」

「僕とシンゾウさんだけ? なんでオヤジやジイサンは来なかったの?」

「わたし達巫神との約束でシンゾウから3代後の第一男子をこの世界に送るとなっているのです」

(僕の知らないところで、予想もしなかった約束事がされてたなんて、ひい爺さんも勝手が過ぎるよ・・)

 ここまで聞いて、ちょっと疑問に感じたことがあって聞いてみた・・・

「でも、なんでひい爺さんのシンゾウさんはそんな約束をしたのかな?その約束をしたことでシンゾウさんには何かメリットがあったのかな?」

「はい、当時、シンゾウのいた村々ではかなり危険な伝染病がまん延していたようで、その病を鎮めるのにわたし達巫神の力を使ったそうです」

「あぁ、それでお礼がこっちの世界に来ることだったのかな?」

「はい、その通りです、シンゾウは娘さんを助けてくれたお礼といって、自らこっちの世界に来てくれました、そしてその卓越した剣術でわたし達と共に、魔族を倒すことに尽力してくれたのです」

「僕のひい爺ちゃん、カッコヨ!」

「しかし、シンゾウはこちらに来て数年で躰をこわし、この世を去ってしまったのです」

「えぇ・・・」

「ですが、眠りにつく間際、『私の代わりに私から3代後の男子をこの世に送る』と約束してくれました、それがあなたユウトなのです」

(よくもまぁ勝手な約束をしたもんだな、まぁカッコイイけど・・)

「でも、なんで3代後だったのかな? 2代後でも逆に4代後でも良かった気がするけど・・」

「確かにそうですけど、おそらくそのときのシンゾウにはユウトのことが見えていたのでしょう」

「霊能力か?」

「しかし、そのシンゾウの言葉は確かでした、今こうしてユウトは覚醒し始めているのですから!」

 ここでカリーナが何かを思い出して・・

「そうそう、わたしの一族に伝わってるのは、そのシンゾウが指名した3代後の第一男子にはシンゾウと同じ星形のあざがあるって聞いたことがあるよ、ユウト、あなたの躰のどこかに星形のあざがあるはずなんだけど?」

「星形のあざ? そんなのあったかなぁ~、あぁ、そういえば右の肩にそれっぽいのがあったはずなんだけど・・」

 僕がここまで言うと、速攻でアルが僕の右肩を覗き込んで、

「あったっ! あったよ~ッ! 星形のあざ~ッ!」


アルが覗き込んだ右肩には三つの星形のあざが三角形に並んでいるのがはっきり見えていた・・・


いつも読んで下さてる皆様、今話も読んで頂きありがとうございます。

初めての皆様も読んで頂いて感謝申し上げます。


今話の更新はちょっと遅くなっちゃいました、ゴメンナサイ・・・

今日も暑かったですけど、昨日に比べるとちょっとだけ気温が低くて

ちょっとだけラクな一日でした、明日からは梅雨空が戻ってくるらしくって

お洗濯しても乾きずらくなっちゃうので今から憂鬱です・・・

まぁどうしても乾かなないときはコインランドリーへGo!です(#^^#)

でも、コインランドリーってひとりだとちょっと怖いんですよね・・・


では、次話も一生懸命進めていきますので、どうそよろしくお願いします!!!

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