~ウールラ~
~ウールラ~
カリナミの町に入り、薫の球について住人に話を聞くと、町はずれの湖あたりでの目撃話が複数あったことから、その湖へ向かうことになった・・
湖まではそれほど遠くはないんだけど、いつものようにタミーとアルが歩きを嫌がったので、ホーサーの馬車をチャーターして宿を出た。
パカポコパカポコ(ホーサーの足音)
「アルの言ったとおりホーサーの馬車は楽ちんだね、ユウト!」
「まぁ、ラクだけど、この馬車のチャーターにいくら掛かったと思ってる? 路銀だって余裕は無いんだから、あんまり無駄使いは出来ないんだよ」
アルは路銀のことは気にしてないようなので、僕はちょっと厳し気に言ったつもりだったんだけどそれもアルには通じなかったらしく・・
「まぁ、そんなに硬いこと言わなくてイイじゃない、ここでラクしたぶん、本番で頑張れるでしょ? アハハ~」
とまぁ、いつものアルのノリで軽くいなされてしまった。
(もうアルったら、まったく軽いなぁ・・)
でも、よくよく考えるとアルの言ってることも一理ある、湖までで疲れちゃって、もしすぐに敵などに遭遇したら100%のパーフォーマンスを出せず、周りに迷惑を掛けちゃうことにもあり得ること、だとすれば、ここはアル、タミーに従って馬車で移動して体力を温存するっていうのもアリだといえる・・
湖までの途中で一軒だけぽつんと建つ民家をみつけた。
「あれ、民家じゃない?」
「そうね、こんなに町から離れたところに民家って、珍しいわね」
「なんだか怪しくな~い? ゾワゾワしてきちゃった、ウフフ」
街はずれで見つけた一軒の民家、それだけでも女子たちはなんだか楽しそう・・
(まったく、エレーナ以外はみんな女子高生のノリそのものっぽい、こんなときもメチャ楽しんでるよ・・)
馬車をとめて見つけた家に寄ってみるとこにした・・
コンコン(玄関ドアをノックする音)
「すみませ~ん、どなたかいらっしゃいますか~?」
僕は恐る恐るノックして声を掛けてみた・・
こういうときだけは、一律男子が先頭に立たされる、これも人間界と同様なようで、男子ってだけで損な気がするのは僕だけかな??
「どう? だれかいそうかしら?」
「う~ん、まだ判らない、返事無いし」
そのまま、少し待っていると奥から・・
「は~い、だれ? ちょっと待って下さ~い」
家の奥から若い女性と思われる声が聞こえてきた。
「あ、誰かいるね、しかも若い女子みたい、ユウト~ちょっかい出しちゃダメだよ~」
「ちょっかいなんて出さないよッ!」
アルが余計なことを言ったと同時にドアが開いて、中から若い女性が顔をのぞかせてきた。
「どなたですか?」
「あ、あぁ~、え~と・・」
急に出てきた家の住人に僕がしっかり反応できないでいると、脇からエレーナが出てきて冷静に対応してくれた。
「突然のことで申し訳ありません、わたしたちは赤い球を追っていろいろな町を廻っているのです、その途中でここの湖で赤い球を目撃したとの情報を得て来てみたのです」
「ここは湖に近いので、あなた何か見たりしてないかしら?」
エレーナからリレーするようにカリーナが家の女性に聞いた。
「あぁ、あのことかしら?」
「何か知ってるのねッ! 詳しく教えてほしいわ」
町はずれで見つけた家で出会ったのはウールラという名で、珍しいエルフと人間のハーフの女の子だった・・・
いつもお立ちより下さってる皆様、今話も読んで下さってありがとうございます。
初めて読んで下さった皆様、数あるお話の中から、わたしのお話を読んで頂き、ありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
今話の更新はちょっと遅くなっちゃいました、ゴメンナサイです・・
昨日、東京の桜の開花宣言がありましたね、桜の開花と聞くだけでなんとなくウキウキしちゃって
お友達とお花見の予定とか立てちゃいました^^
わたしの住んでる多摩地域でもほんのちょっとですけど桜が咲き始めてて、春が来た~!!って
実感しました^^
来週から新年度ですね、皆様の新年度に栄光あれ~ッ!!!(ちょっと大げさ?(=^・^=)
では、次話もどうぞよろしくお願いします!!




