~この町で得られたものは・・~
~この町で得られたことは・・~
カリナミの町は空気がめちゃくちゃ汚れている、そのためこの町の住人は皆、口にマスクを着けていた・・
「このマスクって、なんか息苦しいね、やっぱりアルこれイヤだよ、外した~い」
「わたしも慣れてないせいか、息がしずらいです、本当にこれ必要なんでしょうか?」
アルとエミールがマスクを外したいって言い始めた・・
僕も正直言えばマスクって鬱陶しくってキライなんだ、でも、ここの空気はとても普通とは言えないレベルの汚さだから、自分の身体を守るためと我慢してる。
マスクを外したいと言い始めたアルとエミールにカリーナが、ちょっと脅迫じみた言い方でマスクの必要性を話した・・
「あなたたちがマスクを外すのは自由よ、外したければ外してもいいわ、でも、その結果体調が悪くなったり、最悪死んでもわたしは責任持ちませんからね、それでもイイなら外していいわ、どう?」
「・・・・」
このカリーナの言葉はふたりにはかなり効果があったようで、その後は二人ともマスクのとこは一言も口にしなくなった、さすがカリーナ! 人心掌握術的なことを心得てるっぽい!!^^
でも、カリーナも本心は違ってたようで、僕に小声で・・
「実はわたしもこれ外したいのよね、でも、真っ先にわたしが外したりすれば師匠としてのメンツがないじゃない、だから外せないのよねぇ・・」
師匠というものはどこの世でも気苦労が絶えないようだ・・・ご苦労様・・・
そうこうしてるうちに活動の拠点として適当な宿をみつけて、そこにチェックイン、その宿では全館空調完備されていて館内の空気はキレイに浄化されてるとのことだったので、ここでやっとマスクを外すことができた。
「わぁ~、開放感ハンパないッ! マスクってほんと鬱陶しいよねぇ」
ハハハ・・・
マスクを外した途端、アルが大声でこんなことを言ったもんだから、周りにいた他の宿泊者たちに笑われてしまった。
「おい、アル! 声大きすぎだよ」
僕がこう言ってもアルは・・
「だって~ホントに気持ちイイんだもん、しょうがないじゃない、ユウトだってホントはマスクなんてしたくないでしょ?」
「ま、まぁそれはそうだけど・・」
アルからの思わぬ反撃、しかもそれがまるで僕の気持ちを見透かしてるかのようなモノだったので、僕は反論できなかった・・・
カリナミの町は僕たちにとってただの工業都市というだけじゃなく、マスクというモノを通じてカリーナが仲間を思う気持ちを再確認することができた町だった、こういったことがなければ師弟関係は続けていけないのかもしれない・・・
いつも読んで下さっている皆様、こんばんは。
今話も読んで頂き、ありがとうございます。
初めて読んで下さった皆様、はじめまして、和泉まや と申します、
わたしのお話を読んで頂き、ありがとうございます。
春分の日が過ぎても、まだ寒さが残ってる毎日です、この週末も
山のほうでは雪が降るとか・・・
あしたの朝もこの寒さに負けずに、朝からお洗濯です!^^




