~マスクというモノ~
~マスクというモノ~
新たな支宮からの指示でカリナミという町へやってきた僕たち、
町に入る前にエレーナが言っていたとおり、この町の空気はとてもキレイとは言えないくらい汚れてるようで、僕は町に入る前からせき込んでしまったほどだ。
「ゴホッゴホッゴホッ」
「この町の空気、美味しくないよ~、アル早くこの町から出た~い!!」
「わたしも一刻も早く出ていきたいわッ」
だれもがこの町の空気の汚さに辟易している、ただひとり、魔族のスツーカを除いて・・
「スツーカは平気なの?」
「わたしは魔族よ、こんなもん、どうってことないわ、フンッ」
(さすが魔族、強い・・)
そうして咳をしながら、町の人たちへ目を向けると、ここの町人は皆、懐かしいものを顔に着けていた。
「あぁ~、ここの人ってマスクしてるじゃん!」
「マ・ス・ク~??」
「それって何?」
アルとドーラからほぼ同時にマスクについて聞かれたので、僕は町の人々を指さして、
「あれだよ、ここの町の人が顔に着けてる白い四角いヤツのことだよ」
「あぁ~あれ・・あれって何?」
「あれはマスクって言って、呼吸で煤とかチリが肺に入らないように防いでくれる道具だよ、この町は空気が汚れてるからだろうね、この世界で初めて見たよ、ここにもあるんだね・・」
その僕の説明を聞いた途端、アルとタミーが僕の腕をつかんで怖いくらいの形相で僕に迫る、
「ユウト、それってどこに行けば手に入るのよっ!?」
「いッ、いやぁ~さすがにここで売ってる場所までは知らないよ~」
「えぇ~、アルは早くそのマスクってヤツほしいんだけど~!!」
そう言ってる脇でエミールが咳込んでるし・・
「ゴホッゴホッ」
そんなエミールたちを見たカリーナが・・
「わたしがそのマスクとやらが売ってる場所を聞いてみるわ」
こう言って近くを歩いてる人にマスクのことを聞いてくれて、マスクを売ってる店が近くにあることを知り、アルたちはすぐさまその店へスッ飛んで行った・・
「やった~、マスクゲットしたよ~っ!」
2~3分後、アルが買ったばかりのマスクを顔にかぶせて戻ってきた。
「ほら~、これでこの町の空気でもへっちゃらだよ~アハハ~」
こう言いながら、全身で喜びを現してるようにクルクルフィギュアスケートのスピンみたいに廻ってる。
「アル、そのマスクって、あまり期待しちゃダメだよ、マスクで全部を防ぐことはできないんだから」
「そうなの、期待度MAXだったのに、ちょっと残念・・」
僕は嬉しすぎてクルクル廻って怪我しないようにと思って言ったつもりだったんだけど、アルはマスクの効果が思っていたほどじゃないことに意気消沈、さっきまでのニコニコ顔はどこへやら、アルの顔がめちゃへこみ顔になっちゃった。
それでも、アルは買ってきたみんなの分をそれぞれに渡してくれた。
全員が真っ白の新品マスクを口にかぶせた画ズラは、まるでここが渋谷か原宿かと勘違いするほどカワイイ女子のグループそのものだった・・・
今話も読んで下さって、ありがとうございます!
一昨日から「小説家になろう」さんのサイトがリニューアルされてなんとなくスッキリ
したように思えてるんですけど、これってわたしだけ?・・(汗)
それでわたしがまだこのリニューアルされたモノに慣れてないせいだけなんですけど、
更新作業がいままで以上に時間が掛かるようになってしまって、何度も操作ミスやら
「どこにあるんだっけ?」状態乱発でもう疲れまくりです・・・
そんな感じに更新作業に苦労してるわたしのお話なんですけど、次話も
どうぞよろしくお願いします!!!




