~ベルタの兄~
~ベルタの兄~
森の中で窮地に陥った僕たちだったけど、ベルタのお陰でピンチを脱した。
周囲の木々はベルタの叫び声からすっかり静かになった・・
「さっきまでのあの騒ぎがウソみたいに静かになったわね」
「えぇ、ベルタの叫び声の効果がこんなに大きいなんて信じられない・・」
エレーナ達は周りに張っていた防壁を解いた。
シュル~ン
「木はみんな焼けちゃったような感じになってるわ」
辺りの木々はすべて、葉が消えて裸状態でさらに幹の表面は何かで焼かれたように黒く変色していた。
枝に茂っていた葉がなくなったせいで地表まで陽の光が届くようになり、森が明るくなった、そんな明るくなった森の奥に人が倒れてるのが見えた。
「だれか倒れてる!」
「えっ?!」
僕はすぐさま、その倒れてる人のそばへ走った。
僕を追うようにベルタもその人のそばに来た。
「誰だろう?」
僕が倒れてる人を起こして、呼吸と手首で脈をみた、しかし、呼吸も脈もなく、この人はすでに死亡していた・・
しかし、その人の顔をみたベルタが、
「兄さんッ! カール兄さんッ!!」
「えっ?! 兄さん??」
ベルタはその人を一目みて、幼少期に行方不明のまま離れ離れになってしまった、お兄さんのカールだと確信したみたいだ。
まぁいくら時間が経っているといっても、実の兄のことを間違えるとは思えないし、
ずっとおもっていたんだろうから間違えるなんてあり得ないと思う。
「ベルタ、この人、お兄さんに間違えない?」
「えぇ、わたしの兄のカールよ、間違いないわ」
そこへみんながやってきた。
「ベルタのお兄さん?」
「お兄さんって昔いなくなったはずでしょ? なんで今になって?」
「でも、それって数年前のことでしょ?」
みんながそれぞれ疑問に思ったことを団子状態でしゃべってきたもんで、何言ってるのかほぼ不明、なので仕方なく僕が・・
「あぁ、みんなまず冷静になって、みんなの疑問も理解できる、しかしまだベルタ自身もこの状況に混乱してる感じだし、今はカリーナとエレーナに任せよう」
数分経って・・・
「ベルタ、どう落ち着いた?」<カリーナ
「えぇ・・」
「じゃあ、教えて、この人はあなたのお兄さんで間違いないのね?」
「えぇ、これは兄のカールよ、間違いないわ」
それにしてもベルタの兄さんは、数年前に行方不明になって、それからもうかなり経ってる、もし生きてればベルタと同様に大きくなってるなずなのに、そこに横たわってる遺体はどう見ても13歳くらいの男の子なのだ、逆に行方不明で死亡していたら、とっくに骨になってるはずだし、どちらにしても説明がつかない・・・
「どうなってるんだ・・」
そこでエレーナがベルタの兄カールの遺体の胸に手をあてて、目をつぶり詠唱をははじめた。
&%’)(=’0+*`$”0= <エレーナの詠唱 文字化不能
詠唱をし、さらにベルタのお兄さんの遺体の中から何かを探そうとしてるエレーナ・・
「カリーナ、死んだ後でも何か感じとれるものなの?」
僕は死んだ人からは何も得られないんじゃないかと思ってカリーナに聞いてみた。
「う~ん、生きてる人と比べると、わかることは少ないはずよ、でもわたし達巫神は死んだ人の遺体を通して黄泉の国へいった魂と会話ができる可能性があるの、あくまで可能性だけど、今エレーナはそれを試してるのよ」
エレーナがベルタのお兄さんの遺体に手をあてて、微動だもせず、数分が経った・・
「エレーナ、なにか判ったかしら?」
「・・・いえ・・特には何も判らないわ、でも、ベルタのことばかり気にしてるようよ」
「そう・・やっぱり妹のことが心配なのね・・」
今話も読んで下さって、ありがとうございます。
今日はちょっと更新が遅くなっちゃいました、
お仕事から帰ってきてストーブにあたってたら、寝ちゃって・・・
それで更新がちょっと遅くなったんです、ゴメンナサイ!!
今日は朝起きたら雪が降ってて、指の先がキンキンに冷たくなるくらい
気温が低くて、お仕事行きたくないなぁ~って弱音・・・
でも、お仕事行かなきゃ家賃払えないし、寒さになんて負けてられないって
気合でお仕事に行きました~!!!^^
では、次話もよろしくお願いします!!!!




