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~求人雑誌は無いけどバイト探し?~

 ~求人雑誌は無いけどバイト探し?~


 手持ちの路銀が残り少なくなり、みんなでバイト?をして路銀を稼ぐってことになり、さっそく近くの町に寄り仕事をみつけることとなったので、急遽進路を最も近場の町へ変更して進む・・・


 >>アルファード車内

「ねぇユウト、バ・イ・トって何?」

 アルがバイトというワードに興味をもったようで、後席から僕の脇のセンターコンソールのアームレストまできて僕に聞いてきた。

 こういうときも身体のサイズの小さくなったことが効いていてアルは車内をピョンピョン動き回って楽しそう。

「あぁ、バイトっていうのは、本業じゃなくて、しばらくの間だけする仕事のことだよ、店の店員とか、配達とか、簡単な組立作業とかかな~」

「ふ~ん、じゃあアルがやってたカフェの店員もバイトっていうの?」

「うん、たぶんそうだと思うけど、この世界にはバイトっていう言葉自体無しね、アハハ」

「でも店員だし、本業じゃなかったし、ユウトの言ったバイトそのものじゃない!」

「まぁそうだね、そうなるとアルはバイト経験者ってことだよ、みんなはバイトしたことないはずだから、いろいろ教えてあげてね」

 僕がみんなにいろいろ教えてあげてと言うと、アルは尻尾を膨らませて・・

「えぇ~ッ! アルがみんなの先生するのぉ~っ?! キャ~ッ! テンション爆アゲだよ~!」

 でも、タミーはアルが先生ってことが気に入らないっぽい・・

「えぇ~、アルから教えてもらうなんてわたしイヤなんだけど~、でもユウトなら教えてもいたいわ、ウフッ」

「タミーっ! わがまま言っちゃダメなんだからねっ! ちゃんとアルが教えてあげます!」

「い・や・よ~だッ! フンッ」

 タミーとアルのいつものストレス解消術?でした、チャンチャン♪


アルファードで少し走っていると町っぽいものが見えてきたので、クルマを止めて、異空収納から双眼鏡を出して覗いてみるとやはりそこは町だった。

「あそこの町に寄ってみようよ」

「えぇ、でもその前にわたしにも見せてちょうだい」

 カリーナが双眼鏡でその町を覗く、

「何か気になることがあるの、カリーナ?」

 するとエレーナがカリーナの代わりに答えて、

「えぇ、時々わたしたち巫神の心をゾワゾワさせる町があるのです、カリーナはそれを確認したいのでしょう」

「ゾワゾワ?」

(第六感的なヤツかな?)

「カリーナ、どうですか?」

 エレーナが聞くとカリーナは・・

「う~ん、特に変なオ~ラは見えないし、何も感じないし大丈夫じゃなかしら、エレーナはどうよ?」

「はい、わたしも変なモノは感じません」

 カリーナが後席に座ってるドーラたちにも聞いたけど、みんな変な感じはないとの返事だったので、このままもう少し町に近づいてみる。

「そろそろクルマを仕舞うほうがよさそうだから、みんな降りて」

 いつも通り町から離れたところでアルファードは異空収納にしまい込んで、ここからは面倒だけど歩いて町に入る。


 >町の入り口前 

 町の玄関である門前まで来た、この町はトマイという町だった。

 エレーナとカリーナが町に入る手続きをしてくれて難なく入町することができた。

 町に入ると門の内側の傍に案内所のようなものがあったので、ここで仕事をしたいということを伝えると、ちょうどイイ具合に仕事を斡旋してくれるところを教えてくれた。

「いいところがあって良かったわね、この町いい街っぽいのわ、フフフ」

「さっきの窓口の人の話では、わたしたちみたいに路銀がなくなちゃって困ってる冒険者パーティってけっこういるみたい、それであそこで仕事の案内してるんだって」

「へぇ~、路銀の悩みってどこのパーティでもるのね、ウフフ」

 

 案内された仕事を紹介してくれるという建物に入った・・・

「いらっしゃ~い」

 カウンターには人間でいえば40才台といった感じのオバサンがいて、にこやかに

僕たちを迎えてくれた・・・

 

皆様、今話も読んで下さいまして、ありがとうございます!!

今夜の更新は遅くならずに済んだんですけど、文字数がちょっと多くなって

しまいました。

前回に注意しますって書いたばかりなのに、もう約束を破ってしまって・・・

本当にゴメンナサイ!!!

あまり長いと読んで下さってる皆様の貴重なお時間を無駄にさせてしまうって

わかってはいるんですけど、なかなかちょうどイイ長さで切れなくて・・・

本当に申し訳ありません!

次もできる限り1000文字くらいに収められるように頑張りますので、

次話もどうぞよろしくお願いします!!!

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