表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
214/304

~路銀とバイト~

 ~路銀とバイト~


 カンザキの町での仕事が終わり、町を後にした僕たち、散り散りに飛び散った元が薫だった球を探すため次の町へ向かうはず?だったのだけど・・・


 カンザキの町からしばらく歩いて、町から離れた場所まできたところでいつものように・・

「そろそろアルファード出すよ、スツーカ、悪いんだけどまた身体のサイズを小さくしてよ」

「ハイよ~、ほんじゃ、わたしと一緒に小さくなりたいって娘はいるか~い?」

「は~い!」<アル

「はい! わたしも小さくなってみたいわ」<タミー

「私も!」<ベルタ

「私もよ~」<エミール

「当然、なってみたいわ」<ドーラ

 と結局スツーカの他、アル、タミー、ドーラ、ベルタ、エミールの5人が小さくなってくれて、エレーナ、カリーナ、そして僕だけが普通サイズのままで、アルファードの車内はスカスカ状態、

「あらら、車内がスカスカになっちゃったね、こんなに大勢が小さくならなくたって良かったんだけど・・ハハハ」

 身体が小さくなった途端、クルマの中は遊び場状態、クッション性のイイシートの上で飛んだり跳ねたり、まるで幼稚園児・・


>>アルファード車内

 身体のサイズを小さくなってもらって無事みんなでアルファードに乗り、クルマを進め始めたときにエレーナが申し訳なさそうに言ってきた。

「ユウト、そして皆さん、大変申し訳ないのですが、路銀が心もとない状況になってきつつあります、だれか路銀にあてがあるということとかありませんか?」

「え~?! 路銀無くなっちゃったの~?」

「エレーナがミスるなんて珍しいことが起こったわね、ウフフ」

「はい、本当にごめんなさい・・」

「いやいや、別にエレーナが謝らなくてもいいことだよ、これはみんながお金の管理をエレーナに押し付けたのが悪いんだから、全体責任だよ」

 僕はみんなに謝ってるエレーナが急に可哀そうになって、思いついた全体責任というワードでエレーナを弁護! でも・・・

「ゼンタイセキニンって何?」

(あれ? 全体責任って意識自体この世界では無かったのかな~?)

 するとカリーナが、全体責任の意味が判らないまま・・

「まぁ、いいわ、要するに路銀のことはみんなで解決しようってことでしょ? どこかで路銀を稼ぎましょうよ、たまには普通の仕事もイイものよ、フフフ」

「えぇ~、わたし達エルフ族は気高い種族よ、そこら辺の人間がするような変な仕事はしないわよ~」

 と、敵意のような軽蔑したような眼差しで僕のほうを見るタミーがミラー越しにいた・・・

(なんで僕をみるんだよタミー・・)

「それじゃあ、次の町へ行く前に近場の町に寄ってお仕事探しましょうよ」

「いいわね、ちょっと寄り道になっちゃうけど、ユウトいいわね?」

「うん、僕も何かバイトするからね、ハハハ」

「バ・イ・トって何かしら?」

(バイトってのもこの世界には存在してないっぽいな・・)


 次の町でみんなができそうなちょうどイイバイトが見つかるといいんだけど・・・


今話も読んで頂いて、ありがとうございます。


いつも1話の文字数を1000文字程度としているのですけど、

ここ数話、ちょっと文字数多めになっちゃって、読んで下さっている

皆様にはご迷惑をおかけしちゃて、申し訳ありません。

できるだけ1話1000文字程度にまとめるように頑張りますので

よろしくお願いします!!!


では、次話もどうぞよろしくお願いします!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ