~エレーナたちの秘密発覚?~
~エレーナたちの秘密発覚?~
カンザキの町を後に、次の町へ進んでいくことになった僕たち、さっそく町のゲートを出る・・・
「次はどこに行くのエレーナ? 支宮で何か聞いてるの?」
「いえ、支宮には行ってません、しかし、本宮からの指示は受けています」
「本宮からの指示?」
そこで僕とエレーナの話にカリーナが割って入って・・
「そうなのよ、最近になってわたしやエレーナ、ドーラたちもそうなんだけど、本宮からの指示をそれぞれの伝術で直接受け取れることができるようになったのよ、これでいちいち支宮とかに行かずに済んで、メチャ楽になったわ、ウフフッ」
なんて言うか、いままで巫神でも指示を受けるときは支宮とかに行くという、超アナログだったことも意外なんだけど、それが術を使えるようになったって喜んでるカリーナにもビックリ。
「カリーナ、それってやっとなったって感じ?」
「そうよ! わたしたちはずっと前から願っていたんだけど、それがやっと叶ったのッ! これは巫神の歴史始まって以来の劇的進歩よッ! ね、エレーナもそう思うでしょ?」
「えぇ、まぁ、楽になったことは良いことです、それに聞きに行くという時間を取ることもなくなり、効率的に動けます」
エレーナはここでもキリッとした顔でお堅いコメント・・
「エレーナはこういう時も、堅い言い方なんだね・・」
「おかしいでしょうか?」
「い、いやぁ~、おかしくはないんだけど、もうちょっと柔らかい感じでもイイ気がするんだけどネ、アハハ」
「ユウト、それってエレーナにはムリね、エレーナって昔からこういう感じだから、今更変えられないのよ、許してあげてね、ウフフ」
カリーナが呆れ顔でエレーナのお堅い性格は昔からだからと言った、しかし、昔からっていったいどのくらい昔なんだろう? そう思った僕は思い切って聞いてみた。
「え~と、女子にこんなこと聞きづらいんだけど、昔からっていったいどのくらい前からなの?」
するとカリーナがちょっと困った顔をしながら・・
「ユウトったら、女子に歳きいちゃう~? まぁいいんだけどね、え~と、わたしは人間でいうとだいたい30才くらいみたい、そしてエレーナはわたしよりちょっと上で~人間で言うと32歳くらいみたいよ、まぁわたしたちと人間とでは歳の取り方が違うし、そもそもわたしたちには年齢という概念自体ないようなものなの、納得できたかしら? それに~、エルフのタミーほどじゃないけど人間みたいにいかにも歳とったなぁって見た目にもならないから、いつまでも若々しいでしょ、どう? ユウトから見てもわたしやエレーナってまだまだ可愛く見えてるんじゃな~い? ウフッ」
それを聞いた僕はマジに驚いた、どう見たって僕と同年齢くらいにしか見えないふたりなのに実際にはめちゃ年上のお姉さんだったのだ!
「え? えぇ~?! そ~なのッ? 30代なんて、ぜんぜん見えない・・ 確かにずっと同い年くらいに思ってたよ・・」
そこに自分の名前が出たことでタミーも参戦?してきた。
「えぇ、何よ? 今わたしの名前が出てたみたいだけど、何話してたのかしら?」
するとカリーナがタミーを煽るような言い方で・・
「えぇ、今ねぇ、ユウトがわたしやタミーが可愛く見えるって言ってくれてたのよ、フフフ」
それを聞いたタミーの目が一瞬ハートの形になったように見えた?気がした・・
「ヤバい・・」
「えぇ~ッ!? わたしのことカワイイって言ってくれてたの、ユウトぉ~ッ!!! もう決めたわッ! 今夜はユウトの夜伽はわたしがさせてもらうわっ! カリーナいいわね? アルが邪魔しないよう見張ってて!」
「イヤイヤ、夜伽とかって物騒な・・・僕は普通に寝られればそれでイイんだけどね・・」
今から今宵が怖いぼくなのでした・・・
今話もお読み頂きまして、ありがとうございます。
今日は日曜日でお仕事もお休みでしたので、お友達と
お店巡りで楽しみました^^
少し前に中古ですけど、スマホの機種変更をしちゃって金欠の
わたしはホントに何も買わずお店を巡っただけだったんですけど、
一緒に行った子はこれから早春に向けて着れそうなカワイイ
ワンピ買って、ルンルンでした^^
そんな一日でしたので、お話の更新が平日と同じようなこんな時間に
なってしまったことは、読んで下さってる皆様に申し訳なく思ってます。
ほんとにゴメンナサイ・・・
では、次話も今話までと同様にどうぞよろしくお願いします!!!




