~任務完了!そして次へ~
~任務完了!そして次へ~
スツーカという新しいメンバーを加え、頼りに?なるであろうスツーカの持つ異質なパワーも得て、これから先も万全の態勢になった??
町に戻った僕たちは、町の人たちが元気な姿に戻ってることを確認して・・
「よ~しっ、これでこの町でのお仕事終了だね、みんな元気になったみたいだし、カンペキッ!!」
アルが町の人を見てドヤ顔してるのを見たタミーが、
「あんた、今回はほとんど何もしてないわよね? そんなあんたがなんでドヤ顔なのよ?」
「何もしてなくないよ! みんなと一緒にスツーカと戦うつもりでいたもん!」
と言いながらアルはファイトポーズをとってる。
戦うつもりでいた相手のスツーカとアル、今ではメチャ仲良しに見える、今もふたりでいろいろ笑いながら話してるふたりの姿は本当の姉妹のよう。
「えぇ~、アル、あんたわたしと戦う気でいたの?」
「うん! そのつもりで行ったんだけど、スツーカは悪者じゃなかったから、こうして仲良しになれた、アル、スツーカ大好きッ!」
スツーカが加わって9人になってしまったけど、借りてる家の間取りには余裕があったので、借家はそのままでいいってことになり、みんなで家にもどり、夕食時間にはいつものとおり町の店で好きなものを食べ、僕以外はアルコールも飲んで仕事が無事終わったことを祝うような夕食になった。
>>次の日
この町での仕事が終わった僕たちはさっそく借家の解約をして、次の町へ移ることにした・・・
「う~ん、もっとこの町見たかったなぁ~」
「わたしもよ、あと2日くらいここにいられないのかしら?」
アルとタミーが早くも移動となったことが不満らしい、でも、僕たちは観光旅行じゃないんだから、先を急ぐのは仕方のないこと。
「アル、タミー、わたしたちは一日もはやくカオルの変化した球を集めなければならないのです、ゆっくりしてられる余裕などないのですよ」
当然のようにエレーナがふたりの態度に注意をしたのだけど、今回は今ままで通りにはいかなかった、その理由は・・
「あんた、ちょっと厳しすぎじゃない? 1日や2日くらい遅れてもそれほど変わらないじゃない、ちょっとくらい町を楽しんでもイイはずよ!」
早くもアルと仲良くなったスツーカが町を楽しみたいというアルのことを援護射撃、う~ん、どうなるのか? 僕的にも興味アリアリ!
周りのドーラやベルタたちも「うわっ、そんなこと言って、どうなるの??」って感じの顔をして見てる。
早くも分裂の危機か?
それに対して反論したのは意外にもエレーナではなくカリーナだった。
「確かに、この町をもっと楽しみたいって気持ちはわたしもあるわ、でもね、わたしたちは一日もはやくカオルの球を回収しなければならないの、しかも、これまでの状況からカオルの球は飛んでいた先でいろいろ悪影響を及ぼしてるっぽいし、ゆっくりしてられない感じなの、アル、タミー、それにスツーカも我慢してくれないかしら?」
カリーナは普段なら見せないような真剣な顔つきで、タミーたちをしっかり見据えて話した、それが効を奏したようで・・・
「ま、まぁ、そんなことなら仕方ないわね、アルちゃん、ここは我慢しようか」
とこんどはカリーナ側についてアルの説得をしてくれるスツーカだった。
「アル、ここは我慢してくれると嬉しい、次の町で甘いモノ奢ってあげるよ」
僕としても少しでも早く薫の球を全部回収して薫を元の薫に戻したいので、アルたちには我慢してもらいたかった。
「大好きなユウトが早くっていうならアルは我慢できちゃうよ、ねぇタミーも我慢しちゃうよね?」
「え? えぇまぁ、ユウトがそう言うなら町の観光は諦めてもいいかしら、ウフッ」
とまぁ、ちょっとだけ意見の相違はあったけど、それも女子が8人もいるのだから当然なことで、一応そこも解決して僕たちは次の町へ出発となった・・・
今話も読んで頂きまして、ありがとうございます。
今日はお仕事で課長さんと外回りだったのですけど、それが終わって
そのまま家に帰っていいよって言って頂いて(直帰というヤツですね^^)
ちょっと早めに帰ってきました。
なのでお話も続きを早めに作り始めることができましたので、
今話の更新がこんなに早い時間にできました~パチパチパチ~(喜)
早くお話を作れても、中身はいつも通りなんですけどね(汗)・・
では、次話もどうぞよろしくお願いします!!




