~コスプレ、サイコ~!!~
~コスプレ、サイコ~!! ~
人の生気を吸いとる元凶を倒すため、生気の流れを追ってきた僕たち、その近くまで来てることをエレーナとカリーナが察知した・・
「元凶ってどんなヤツなんだろう? このまま堂々と進んじゃって大丈夫かな?」
「そうねぇ、わたしたち巫神がゾロゾロ進んじゃったら、正面切ってタイマン張りに来たわって言ってるようなモノね」
「た、タイマンって、カリーナは昭和の人?・・」
「ショウワって何かしら?」
「い、いや、なんでもないよ、アハハ」
「そうですね、わたしたちがこの恰好で行くといかにもですね、なにか変装でもしたほうがイイでしょうか?」
「変装した~い! アルは何がいいかなぁ~」
僕がボソッと余計なことを言ったことで、妙なことが始まることになっちゃった・・
「変装といっても、何がいいのか、まったく判りません、ユウト何かイイ案ないですか?」
「えぇ~、僕にそれ聞くぅ~?」
僕がエレーナのムチャブリに頭をかいてると、カリーナがアイデアを出してきた。
「変装はユウトの好きな女子になってあげるのってどうかしら? ユウトも嬉しいんじゃな~い? ウフッ」
(またウフッか・・)
なんだか判らないうちに、エレーナたちが変装して進むことに、しかも僕の好みの恰好で! これって変装じゃなくて、コスプレするってことに他ならない!
僕は内心メチャ興奮して、なんのコスプレして貰おうか考えて、結局・・・
「決まったよ、どうすればイイ?」
するとエレーナが、
「そのままユウトのイメージを頭で考えていてください、それをわたしが受け取り、それをそれぞれの姿に写します」
「へぇ~、それでコスプレできちゃうんだ、ら~くちん! じゃあ、考えるね」
「コスプレって何?」
「では、写しますよ」
エレーナがなにやら術らしいことを始めると、そばにいるタミーやアル、ドーラたちが光り始めて・・
キラキラキラ~ン♪
「うわぁ~! ほ、ホントにコスプレになっちゃった~!」
タミー、アル、エミール、ドーラ、ベルタの5人の姿が、僕が頭に思い浮かべていたキャラに変わった!
そこには僕が頭でイメージしてた「五等〇〇花嫁」の5人姉妹の姿になったタミーたちがいた・・・
「へぇ~、このコスプレの完成度メッチャ高いじゃん! アルなんか四〇のイメージのまんまッ!!」
「だからコスプレって何よッ?」
とタミーがしつこく聞いてきた。
僕は普通にコスプレって言葉を連呼してたんだけど、エレーナの術で僕のイメージ通りにコスプレ姿になったタミーたちからしたらコスプレって言葉は初耳だったのかもしれなかったんだ。
「あぁ、コスプレっていうのは、タミーたちが今してるように、別の人物の姿を模した恰好をすることだよ」
「ふ~ん、それでこの恰好は誰なの? たしかユウトの頭に浮かんだ人物だったほずよね?」
「あぁ、タミーの恰好は人間界で僕が好きだったアニメのキャラのひとりだよ、カワイイでしょ?」
と僕がニコニコしながら言うと、それを聞いたタミーは急に前のめりになって、
「えぇ~っ!! カワイイッ?! 今のわたしってカワイイかしら? フフフ」
と、一気に上機嫌になって僕のイメージしたコスプレ衣装を手で広げてみたり、腕を広げてニヤニヤしちゃってる。
「ど、どうしたのタミー?」
「だって~、これカワイイんでしょ? だったらわたしはこれからずっとこの姿でいてもイイって思うくらいよ、ウフッ」
(ま、まぁ、その中野〇乃はタミーのリアル性格と似てるから、そう意味でもピッタリなんだけど・・)
「えぇ~、じゃあアルのこれはカワイイ??」
今度はアルがカワイイか聞いてきた、ここはカワイイって言わないと大変なことになるんだけど、そんな忖度はぜんぜん不要! 今回アルのコスプレはまさに、バッチリ大正解! ここまで自然で僕のイメージ通りの中野〇葉になれるなんてちょっと想像してなかった、できればこれからずっとそのままでいてほしいってこっちからお願いしたいくらいだ!
「うん! アルのほうもまさに超カワイイッ!! そのキャラのイメージのまんまだよ! アルもいつもの100倍くらい可愛くなってるよッ!」
「キャ~~ッ!! 100倍可愛くなったって~~! アルこれからずっとこのままでいよ~っと、アハハ~」
エミール、ドーラ、ベルタも残りの三姉妹になってメチャ可愛くなった、僕からすると今の馬車のキャビンはまさに桃源郷かハーレムかといった感じ!
残ってるのはエレーナとカリーナだけど、このふたりは五〇分の〇嫁のキャラじゃなくてもうちょっと大人っぽいキャラで行こうと思ってる・・・
皆様、今話もお読み下さいまして、ありがとうございます。
今日は新年初お仕事日なので、朝からちょっと緊張して会社に
行きました。
新年最初のお仕事というと、お取引先への新年のご挨拶って方も
多いと思いますが、私のお仕事も課長さんと一緒に挨拶周りでした。
これって地味に緊張しちゃって、できれば行きたくないんですけど、
業務命令なのでイヤとは言えません・・・
そんな初お仕事だったので、普段以上に変に疲れちゃいました・・・
それでも、またお仕事をさせて頂けることに感謝ですッ!!^^
では、次話もよろしくお願いします!!!




