~調査は進まずゴタゴタが・・~
~調査は進まずゴタゴタが・・~
町の異変の調査を始めるも、なかなかその実態が掴めないまま一日が過ぎた・・・
>>調査2日目
「ねぇ、今奇病になっちゃってる人はどうしてるんだろ? 病院とか入ってるのかな?」
アルがボソッと妙なことを聞いてきたんだけど、そういえば異変の影響を受けてしまった人はどうしてるのか、すっかり忘れてた・・
「そういえばそうね、具合の悪くなっちゃった人ってどうしてるのかしら? だいたいこの町の病院ってどこにあるの?」
アルの疑問にドーラも思い出したかのように周囲を見回し病院を探す。
「観光案内所でも探そうかしら、ウフッ」
「それイイ案ね、私乗るわ、フフフ」
タミーがおちゃらけ案で場の空気を緩ませるとカリーナが即乗っかってニコニコしてる。 真面目なエレーナにお気楽タミー、そしてカリーナのちょうどイイ感じのユル感、そんなそれぞれの個性でバランスしててイイ感じ! これもこのパーティのいいところだね・・
その後も周囲の店の店主にいろいろ聞いたり、病院のことを聞いたりしながら町中をウロウロ・・・
「う~ん、これといって収穫無しだね、エレーナやカリーナは何か感じてたりしてないの?」
こうなったらエレーナたち巫神の人知を超えた能力にでも頼るしかない!って思って、僕がエレーナたちにこう聞いてみるとエミールがちょっと怒ってるっぽく・・
「ユウト! わたしたち巫神は便利屋じゃないのよ、困って仕方なく頼るって男子として最低よッ!!」
(げッ! 最低って言われたッ! ヤバい、このマイナス、どうやって取り戻す??)
僕はマッハでいろいろ考えを巡らしてみたんだけど・・エミール相手では情報不足というか相手がマズい・・
「い、いやぁ~、このままじゃ時間ばっかり掛かって、どんどん被害者が増えちゃうからさ・・」
僕は苦し紛れで、適当に言ってみたんだけど、これが意外にもスマッシュショットになったぽくてカリーナが絶賛・・
「ユウト、凄いじゃない!! あなたがそこまで考えてくれてるなんてさすがエレーナのパーティの勇者候補! さすがヨ、ウフッ!」
チュッ!
って言ってくれて、どさくさ紛れにオマケにほっぺたにキスまでしてくれた!
突然のことだったもんで、僕は一瞬なにが起こったのか分らず「?」状態だったんだけど、そのキスを見たタミーとアル、さらにドーラとベルタまでもが、
「「「「キャ~~ッ! なにしてるのよ~カリーナ~~ッ!!!」」」」
そしてエレーナは・・
「まったくカリーナったら、知りませんよ・・」
その後は、ご想像とおり、まさに修羅場・・特にアルは泣きながらカリーナに掴みかかってバシバシカリーナをど突きまくって、その興奮を収めるのにエレーナの神術まで使ったほどだった・・
「カリーナ、あなたあまりおかしなことはしないで下さい」
と珍しくカリーナがエレーナのお小言をもらっていた・・・
皆様、今話も読んで頂いて、ありがとうございます!
今日は更新がちょっと遅くなっちゃってゴメンナサイ・・
今日は午後からお仕事だったので、この時間になっちゃいました。
帰りはすご~く寒くって、ブルブル震えてました^^
もうすぐクリスマス、毎日寒いので風邪ひかないように気を付けて下さいネ!
では、次話もよろしくお願いします!!




