表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
194/304

~タミーとアル、脅しの効かないふたり~

 ~タミーとアル、脅しの効かないふたり~


 無事拠点となる一戸建てを借りられて、みんな少し安心したみたいで、家に上がり部屋に入ると、すぐさまその場に座ったり、寝転がったりしてる、アルなんて仰向けで大の字になり・・

「ふぁ~、やっぱり家はいいよねぇ~~、めいっぱい手足、尻尾も伸ばせるヨ~~!」

 と、全力リラックスモード、まぁいいんだけどね^^

「ここまでご苦労様でした、今日は明日からの調査に備えて身体を休めて下さい」

 エレーナがみんなにこれまでの労をねぎらう言葉を掛けてくれた、するとタミーがすぐさまつ突っ込みを・・

「まぁ、ご苦労って言われても、ここまでの移動はユウトのクルマだったから、ぜ~んぜん疲れてないんだけどね、ウフッ」

「タミー、そんなこと言っちゃエレーナに悪いよ」

「いいえ、いいのです、私の言葉は所謂社交辞令というモノですから・・」

 さすがエレーナ、完全に見切ってる!


  気が付くと家の外はもう暗くなりかけていた・・

「そろそろ、お夕飯の時間よ、今夜は何にする?」

「そうねぇ、もう名物は頂いちゃったし、アラグホーサー以外にも何か美味しいモノ

ないかしら?」

 それからみんなで夕飯を食べに町に出て、家に戻ったのは夜もかなり遅くになってからだった・・


翌朝・・ 

「ふぁ~~、よく寝たぁ~、あぁ、今日もイイ天気だね、ゆうと~」

「アル、昨日もかなり飲んでたようだけど、今朝は起きられたんだね、遅くまで寝てるとエレーナに怒られるからかい? ハハハ」

 隣に寝ていたタミーも僕たちの会話で起きた様子。

「あら、ユウト、おはよう~、アルも起きてるじゃない、今朝はお寝坊さんにはならなかったのね、ウフッ」

「タミー、おはよう、タミーはお酒強いんだね、アハハ」

 とタミーと話してて、やっと気づいた!

「でも、なんで僕の部屋でタミーもアルも寝てたの? ふたりとも確か隣の部屋だったはずだよね?」

 まぁだいたいは想像はつくんだけど、ふたりの言い訳を聞こうと思う・・

 まずはタミーから。

「あぁ、なぜわたしがユウトの部屋に居たかというと~、う~んと・・・そう!昨日の深夜、ユウトの部屋から奇声が聞こえてね、それでユウトが心配になってここにきて、そのまま寝ちゃったってわけよ、だからユウトを心配してのことだから、悪く思わないでほしいわ、ウフッ」

「あぁ、そうなんだ・・・それで、アルのほうは?」

次にアルの言い訳・・

「あぁ~、アルもね、ひとりで寝てるユウトが心配で、深夜にここに来てたの、まぁアルもタミーと一緒でユウトのことを思ってのことだから、怒っちゃヤダよユウト」

「そうだったの・・でも、僕のベッドに入ってこなくても良かったんじゃない?」

「そ、それは・・寒かったからさ、アルってキャットピープルだから寒いの苦手でつい・・・」

「そうよ、夜だし寒かったのよ、それにユウトのベッド、あったかそうだったのよねア~ル?」

「うん!うん!」

 ふたりの言い訳を一通り聞いて・・

「タミーにアル~、それ完全にウソでしょ・・しかもしっかり騙そうってしてない、適当でバレてもイイってウソじゃん、こんなことされたら、僕だって男だし、いつか襲っちゃうかもしれないよ、それでもイイの?」

 僕はふたりの適当なウソにウンザリして、つい脅すように襲っちゃうなんて言っちゃっんだけど、それはこのふたりには脅しにならなかったようで・・・

「えぇ~?! ユウトが襲ってくれるんならアルはメッチャ嬉しい! 毎晩でもユウトの部屋に行くよ~ッ!」

「そうね! ユウトがその気になってくれるなら、わたしだって毎晩ユウトのベッドにもぐり込むわッ!」

 あぁ~ダメだ、このふたりには普通というモノは通用しないんだった・・・


 こうして新しい家での生活が始まるのだった・・・


皆様、今話も読んで頂き、ありがとうございます。

今日は外のお仕事で現地から直帰させてもらったんです。

なのでお話の更新もこんなにはやくできました~!!

今日はは寒かったですね、今週はずっと寒いようなので、読んで

下さってる皆様、くれぐれもお風邪など召さぬようご注意くさいませ。

では、次話もよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ