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~町の異変は病か、それとも・・・~

 ~町の異変は病か、それとも・・・~


 カンザキの町でお昼も済んで、宿も決まり、エレーナのお小言というオマケ?もあったりしてるうちに、陽が傾いて辺りはすっかり夕方モード・・・


「もう夕方だよ~、夕飯も美味しいモノ食べたいね、ユウト!」

「うん、でもアル~、お昼みたいにお酒飲みすぎちゃダメだからね、またエレーナに叱られるから、分った?」

「分ってるよ~、ユウトってば、おとうさんみたいだね~、ハハハ~」

「お、お父さんってッ?! またふざけてるッ!」

 まったく緊張感みたいなものを持ってないアル、まぁこれはこれで羨ましくもあるんだけどね・・

 ちょうどそこへドーラやベルタ、エミールが来た。

「ねぇ、アルちゃん、今日のお夕飯はなに食べようか? 食べたモノとかある?」

 さらにエレーナとカリーナも外出から戻ってきた。

「やっと戻ってこれた~、早速だけど、今夜のお食事って何がいいかしら?」

「皆さん、お夕飯のご希望とかありますか? あればそれにしますよ」

 それぞれいろいろ食べたいものを出していたけど、そもそもこの町で食べられる料理がどんなものがあるのか知らないので、適当に近くの店へ行くこととなった・・・

 

いろんな店を廻って、美味しそうな店に入り、みんなが好きなもので満足して宿に戻っのは、かなり遅くになってからだった。


>>宿に戻って・・

「そういえば、この町の異変ってどんなことなの?」

 こう僕がエレーナに聞くとエレーナは困ったように・・

「はい、実は異変なのか、そうではないのか、はっきりしていないのです・・」

 なんだかハッキリしない、エレーナにしては珍しく歯切れの悪い返事だ。

「ハッキリしてないって、どういうこと?」

 すると横からカリーナが割って入って・・

「そんな尋問みたいにしたらエレーナが困るでしょ、いいわ、わたしが説明するわ」

 カリーナの説明はこうだった。

 この町の一部の住人に起こってることとして、徐々に気力が失われ、最終的に寝たきり状態になってしまうというもの、これは見方によっては新種の病や伝染病とも見えるし、魔物や魔族に関連した事件的なものにも見えなくもない。

 今のところ、この状態になってしまった人は町全体の5パーセント程度、しかし、この割合を日本でのインフルエンザ感染とかに例えるとだいたい600万人が感染したことと同じってこと、そう考えるとかなりの割合だ・・

「う~ん、病の類なら僕たちの仕事じゃないし、そもそも病なんて僕たちには治せないしね」

 ぼくがここまで言うとエミールたちは微妙な反応・・

「あれ? 違うの??」

「ユウト、わたしたちは巫神なのよ、ちょっとした病なら神術で治せるわ」

 すっかり忘れてたけど、神術なら治療や傷の手当もできるんだった・・

「なら、すぐ治療術で治してあげればいいんじゃない?」

「えぇ、病ならすぐ神術で治すのですが、ただの病という確証がありません」

「それに実は昼間にドーラが町で具合の悪そうな人をみつけて、神術で見てみたの、そしたら・・」

 そこまでカリーナが話すと、そのあとをドーラが続けた。

「わたしの術が効かなかったのよ、普通なら神術を通して病人を見ると、病特有のオーラのようなものが見えて、それを元に治療をするの、だけど今日の人にはそれがまったく見えなかったの、そんな感じだから、ここで起こってることはただの病じゃない気がするの」

 ここで意外にもアルが割って入って・・

「ここの人の話だと、病は町の役人とか衛兵とか、大事な仕事をしてる人のほうが罹ってる人が多いみたいだよ」

 町の住人全体に平均して発生してないってことは作為があるとしか考えられない・・

「アルが聞いたとおりなら、これは偶然では無くなにか意図を感じます、何か裏があるなら病ではないのはほぼ確実のようですね」


 町に入った途端、妙な病に関わることになった僕たち、調査の手間が少し省けたのはいいけど、実態を掴むのはこれから・・・


皆様、今話も読んで下さって、ありがとうございます!


今日の更新は、途中まで職場で昼休みに作ってましたので、

ちょっとだけ早めにできました!

でも、最後の切ったことろ、いつも以上に中途半端になってしまいました・・

それに文字数も多めになってしまいました、もうちょっとお話の進め方と

文字数を考えないといけませんね、ゴメンナサイ・・・


では、次話もよろしくお願いします!!

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