~食べすぎ、飲み過ぎは・・~
~食べすぎ、飲み過ぎは・・~
タータンの町を出て3日、次の町「カンザキ」に着いた僕たち・・
カンザキの町には昼過ぎころに着いたので、着いた早々、まずは町に入る前から言っていた美味しいお昼を食べようってことで全員一致、ここではアルとタミー、エミールが任せろとばかりにイイ感じの店を探し回り始めた。
3人が周囲の店の品定めをし始めると、エレーナが近くの人に何かを聞いて戻ってきた。
「なんか聞いていたの?」
「えぇ、あの人の話では、この町ではアラグホーサーというホーサーの一種の料理が名物で、あそこの店がお勧めとのことでした」
と言いながら、ちょっと先に見えてる店を指さした。
「なら、お昼はあの店でいいんじゃないかな? 名物ってもの食べてみたいしね」
「エレーナさすがね、エミールたちみたいに聞き廻らいでしっかり確かな情報を得てきてる!」
「お~い、アル~、エミール、タミー、もういいよ~、戻ってきて~」
僕に呼び戻されたアルたち、
「あそこのホーサー料理の店がイイみたいだよ」
「わたしもあそこがイイって聞いたわ」
「わたしもアラグホーサーが美味しいって聞いたわ」
アル、タミー、エミールもみんなエレーナが聞いた店がイイってことを聞いたらしかった。
「みんなの情報とエレーナの言ってる店と一緒だね、その店よっぽど美味しいのかな? 行ってみようよ」
「いいわねぇ~、これだけ勧める人がいるんなら、期待していいんじゃない? 行くしかないわね! ウフッ」
とみんなの意見が一致し、その店に8人がゾロゾロ移動、周りの人たちがみんな僕たちを見てる、まぁこれだけの人数だし、目立つよね・・(汗)
>>1時間ほど後・・・
僕たちはみんなが聞いた店に入りそれぞれ好きなものを食べ、少しだけどお酒も飲んでイイ気分になって店を出た・・
「美味しかっったねぇ~、アラグホーサー料理って珍しいから、アル沢山食べ過ぎちゃった、へへへ~」
「アルだけじゃないわ~、わたしも美味しくってちょっと食べすぎたみたい、お腹が、う~ん・・・」
アルはともかくタミーまで食べすぎたとは、アラグホーサー料理がよっぽど美味しかったってことっぽい、僕もけっこう食べたけどね、そう思いながらお腹をさすってるタミーの腹を見てると・・
「ユウト! 何わたしのお腹見てるよッ! エッチ!! どうせ見るなら食事前のほっそりスマートなお腹を見てよねッ! 失礼しちゃうわ、もうッ!」
と言われたので、僕も悪ノリしちゃった、やめときゃよかったんだけど・・・
「それじゃ、消化し終わったらタミーのほっそりお腹見せてもらろうっと、ハハハ」
少し離れた場所にいたアルの地獄耳が僕のこのワードを聞き逃すはずがなかった・・
「えぇ~、ユウトお腹見たいの~? だったらアルのお腹見せて・・って、あぁ~アルのお腹、おへその周りしか見えないかも~・・でも、いいよ、ユウトが見たいって言うんなら、ずっと見せてあげるよ、でも今じゃなくって夜まで待ってネ、フフッ」
(あちゃ~、やっちゃった~・・)
「い、いやぁ~、アルそうじゃないんだよ、タミーが食べすぎちゃったって言ったもんだからさ、ちょっとお腹を見ただけなんだよ」
僕は必死にアルの妙な誤解を解こうとしたんだけど、それが逆に火に油だったらしく・・
「いいのよ~、ユウト~、ユウトだってお年頃の男子なんだし、そろそろ女子とボディタッチして遊びたいんでしょ? ムリに我慢なんてしなくっても、周りにはこんなに美少女がいるのよ~、誰でもいつでもお相手してあげれるんだから、遠慮しないで、ネッ、ウフッ」
と、まぁ想像はつくと思うけど、僕に熱っぽく迫ったのはカリーナだった。
さらに続けて今度はベルタまでが・・
「ユウト、カリーナも言ったけど、わたしたちいつでもユウトのお世話する覚悟はできてるのよ、その気になったらいつでも言っていいよ、相手するからさ!」
「か、かくご~ッ?!?! 何その覚悟って?? エレーナ、何とか言ってよ~」
今回の女子たちのテンションはいつもと違って、なにやら不穏な気配が・・・
(まさか、さっき飲んだ酒のせいで妙にイケイケになっちゃったとかなのか??)
皆様、今話も読んで下さって、ありがとうございます。
今日はお仕事で課長さんと外回りをして、そのまま帰宅できたんです。
なので、かえってきたのがいつもより早かったので、お話の更新を
早くできました~パチパチパチ~
とはいっても、内容はいつも通り、グダグダなお話ですけど・・・
しかも、今話はいつもより少し長めになっちゃいました、ゴメンナサイ・・
では、次話もよろしくお願いします!!




