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~酔うのは未熟者の証?~

 ~酔うのは未熟者の証?~


 市長に化けていた魔物を退治した僕たちのことを町中のみんなが讃えてくれて、夜に市庁舎前で魔物退治祝賀会を開いてくれることになり、僕たちはそれに招待された。

 夜になり、僕たちの祝勝会が行われる市庁舎前の広場へ向かう・・


「どんな感じに祝ってくれるんだろう!? アル今からワクワクだよ!」

 アルは尻尾を目いっぱい膨らませてる、その横でエミールもにっこにこ、誤解の解けたタミーもいつもと違うドレスのような姿にチェンジして上機嫌の様子、そうそう、

今回はみんないつもの恰好ではなくちょっとオシャレな衣装にチェンジしてみた。

 やっぱり祝賀会の主役が普段着のままじゃね~ってことで、エレーナ、カリーナの神術を無駄使い?したんだけど、意外にもアルの変化が一番イイ! いつもは元気で明るい女の子だけど、そんなアルに明るいけどちゃんと上品さもあるのよといった雰囲気が加わった感じなんだ、昔おばあちゃんが言ってた「馬子にも衣装」って言葉はこのことなんだろう・・

「あんなアルなら一緒に寝てもイイかな・・イヤイヤ、ダメだよ!!」


 町中の人でごった返し状態の市庁舎前、そこで僕たちは市長やいろいろな民族の長達から感謝の言葉を送られた、そしてこの町の永久名誉市民の称号をもらった・・

 祝賀会という宴会は深夜まで続いて、宴会が終わるころにはタミーもアルもエミールたちまでグデグデになっていた・・・

「いくら祝賀会の主役だからってみんな飲みすぎだよ・・・」

 みんながグデグデ状態なのにエレーナとカリーナだけは、まったく酔ってないシラフのまま? なんで?

「エレーナとカリーナもしっかりお酒飲んでたよね? でも酔ってないのはなんで?」

 そんな僕の疑問にカリーナは当たりまえのように、

「私たち巫神はお酒なんかで簡単に酔ったりしないのよ、まぁ酔いたいときは酔うけどね」

 そしてエレーナが続けて・・

「あの3人は修業が足りないのです、未熟です」

 とバッサリ・・

「ま、まぁ修業も足りないかもだけど、今夜は酔わせてあげましょうよエレーナ?」

 とエレーナの言葉にカリーナが素早くフォロー。

「まぁ、今夜はお祝いですし、許してあげましょう、しかし、今後はこれまで以上にしっかり修業してもらいます」

 う~ん、こんなところもエレーナとカリーナははっきり違ってる、違うからイイのかも・・・

「二人とも全然違うね、でも、そんなふたりと旅ができるの、僕は嬉しいよ、ハハハ」

「急になんですか、ユウト?」

「あら~、ユウトにそんなこと言われちゃ、わたしも今夜ユウトに添い寝しようかしら、ウフフ」

「やっぱりふたりの反応、まるっきり逆だね、おもしろ、アハハ」


 祝賀会が終わり、僕たちは家に戻った・・

「明日は出発です」


今話も読んで頂き、ありがとうございます。

今日は土曜日でお仕事がお休みなので、いつもより少し早く

更新することができました。^^

2日に一度の更新が続いてますけど、これからもこの感じで続けら

れればと思っています。

どうか、よろしくお願いします。


では、次話もどうぞよろしくお願いいたします!!

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