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~暗闇の戦い~

戦いを言葉にするのって、わたしにはハードル高過ぎ・・

いろいろ書いてみたんですけど、どれも微妙におかしい?

私の中に浮かんでる情景がちゃんと言葉にできてないようで、ちょっと悲しい・・・

でも、なんとかまとめてみましたので、読んでやって下さい。

 ~暗闇の戦い~

 僕たち4人はそれぞれに時間を過ごし、夕方になった。

 エレーナはキーウェ小屋の罠を再度チェックし、タミーは木の上でなにかを唱えている、エルフであるタミーなりの準備なんだろう、そしてアルはというと、自分では「ぜ~んぜん、緊張なんてしてないよ」とか言ってるけど、耳はレーダーのようにクルクル動いてるし、しっぽはめいっぱい膨らんでるから緊張度マックスなのが手に取るように判る。

 言葉では緊張してないと言いながら、実はドキドキなんだろうけど、それを悟られまいと一生懸命なところが可愛いい。

 そんなところへ、キーウェ小屋の主人である老人が来た。

「今夜こそしっかり頼むよ、これ以上キーウェを奪われちゃ生活できないからな」

 老人は僕たちにそう言ってきた。

 確かにキーウェを育てて生活してるんだから、そのキーウェを盗られたりしちゃ生活できない、老人にとって切実な問題だろう。

 そんな老人が不安にならないように、僕はわざと少し強気なことを言ってみた。

「いろいろ備えてますから、今夜こそ邪魂を退治するつもりです!」

 老人にそう言いながら、実は僕自身ほんとにできるかなぁって不安だった。

 でも、それを聞いた老人は笑って。

「そうか! それじゃあ頼むぞ若いのッ!!」

 そう言って老人は家に戻った。

 そんな僕と老人との会話を聞いていたエレーナが僕に寄ってきて。

「ユウト、珍しく強気ですね、老人にあそこまで言ったからには、今夜こそは取り逃がすことは出来ませんよ」

「うん、4人で力を合わせれば絶対邪魂を退治できる!」

 そこにアルとタミーも来て。

「アルも頑張る!」

「私もエルフの底力を見せるわっ!」

 こういう時のタミーは妙にカッコいいと思うんだけど、気のせいかな??

 それにしてもエルフの底力って?

「では、今夜のそれぞれの配置を考えましょう、バンビーの動きも監視しないといけませんから、外にもひとりです」

「エレーナとタミーは小屋の中にいてほしい」

「はい、では私とタミーは中で、アルも地中のちょっとした変化を察知できそうですから中にいてほしいです」

「は~い、アルも小屋の中にいま~す」

 そして、残った僕が小屋の外でバンビーの監視をすることに決まった。

 夜の配置については、意外なほどに簡単に決まった、わがままを言いそうなアルもエレーナの言うことを素直に聞いてちょっと拍子抜け・・

 そして早めの夕飯を済ませて夜に備えた。


 陽が沈みあたりに夜のとばりが降りてきた、僕たちはさっき決めた配置で邪魂襲来に備えた。

 エレーナの防壁神術を小屋の外に張ってもらい防御とし、タミーの作る防壁は小屋の地面を覆うように張って邪魂の動きを抑えるようにした。

「ユウト、ひとりになっちゃうけど頑張ってね」

「ユウト、何かあったらすぐ呼んで下さい、私が加勢しますわ」

 アルとタミーが小屋の外でひとりになる僕を心配してくれてる、まぁ嬉しいんだけど、僕だって男だし、女子に守ってもらうほど軟じゃないよっ!!

 辺りが暗くなると僕にとって不利な状況になる、なんせ夜だから周囲が良く見えない、今夜は月灯りがあるので真っ暗ではないのが幾分の救いかな、アルやタミー、そしてエレーナは夜でも見えるらしい、やっぱ人間ってレベル低すぎ・・

「暗視ゴーグルとかあればいいんだけど・・」


 夜になり、時がかなり経った、人間界でいうと多分深夜2時くらいかな、遠くで獣の鳴き声がしてる。

 エレーナが張ってくれた防壁とバンビーセンサーはまだ反応をみせていない。

 小屋の中のほうも、特に変化がないようで静かだ。

「今夜は現れないかな・・」

 この時間で現れないとなると明日の陽の出まであまり時間も無いし、今夜の襲撃はなしかもしれない。

 でも、たとえ襲撃が無しで終わっても、それは結果であって警備をしないでいい訳じゃないし、こういった時は守り側って相手に振り廻されるので結構疲弊しちゃうものらしい。

「もし、月灯りが無ければ、周囲が全然見えない感じか・・月が出てくれてて良かった・・」

 僕がそんなことをひとりごとのように言った直後、昼間バンビーを切り出した林のほうで物音がした。

バサッバサッ

「なんだ? なにか音がしたよな?」

 僕の身体に緊張が走り、冷や汗がにじみ出てきた。

 僕は剣を取り出し、林のほうの変化を探した。

「くそっ! 何も見えないじゃん!」

 月灯りしかない中、僕は必死に林のほうを見てるんだけど、なにかが見える感じは無い、こういった時は夜目が強いキャットピープルのアルのほうが得意なはずけど、アルは小屋の中で襲撃に備えている。

 なにも見えない状況でも、必死になにかを見つけようとしていると、バンビーで作った地中センサーの1本の葉が揺れたのが見えた!

「バンビーが揺れたっ! 来るよっ!!」

 僕は大声で小屋の中の3人にバンビーに反応があったことを伝えた。

 すると邪魂に反応する僕の能力が機能したようで、邪魂を見つけたときに現れるオーロラのような淡い光りのようなモノを地中に見つけた

「そこかっ!」

 僕は持っている剣を素早く細長い形に変化させて地中の光る場所を突きまくった!

しかし、地中の光りは僕の突きなどぜんぜん効かないっぽくて、どんどん小屋に迫っていく。

「くそっ! なんであたらないんだッ!!」

 僕の心臓はいままでになかったくらいに爆速状態。

「エレーナっ! ダメだ止められない!! そっちに向かってる!!」


 小屋の外の僕の声を聞いたエレーナたちは、小屋の中でそれぞれ邪魂との戦いの体制になった、

 エレーナは巫神の剣を出して構え、タミーはエルフの術で3人を防壁で守っている、アルは最近使うようになった両刃の剣を構える

 小屋の中の地面に割れ目が現れた。

バキッビシッ!

 小屋の柱がきしむ。

 やっと僕も小屋に戻って中で剣を構える。

「マキシマムエンゲージ!」

 僕はどんな邪魂が襲ってくるか判らないので、手持ちの武器である剣のレベルも最高レベルで邪魂に備えた

 小屋の中の地面の割れ目が光りはじめた、ただし、この変化は邪魂を見つける能力を持ってる僕の目にしか見えていない。

「もうそこまで来てる!」

 僕はそう言って地面を指さした。

 僕が指をさしたのとほぼ同時に地面が割れ、土や小石があたりに飛び散った。

グォーン!

バラバラ、ドスッダンッ

「キャ~ッ!」

 アルが声を上げた。

 邪魂は地上に出ようとしてるが、タミーが張ってくれた防壁が邪魔をしてなかなか出てこれないようだ。

「キゥェ~ッ!」

 まだ地上に出ていない邪魂を僕だけが目視している、それならばと僕が先制の一撃を邪魂へ放った、

「ブレードルミナーッ!!」

バシュ~ン!

 それがきっかけになったのか判らないけど、邪魂はタミーの防壁を破り、一気に小屋の屋根を突き破って上空へ飛び上がった!

 それを追いかけるようにエレーナも空へ上がる、

「エレーナッ!」

 続いてタミーも空へ!

 そして僕とアルもエレーナとタミーの力で空に飛ばしてもらった。

 文字通りの空中戦になった、しかも夜のためはっきり相手が見えない。

 エレーナが放つ閃光矢弾、その閃光矢弾の光りが邪魂の姿が夜の空に浮かび上がらせる、

「ブレードルミナーッ!!」

「7&&)’=)’0~(%&%3$~~|」 タミーの詠唱 文字化不能

その瞬間、僕とタミーはそれぞれが持つ剣を使い邪魂の翼のようなモノを捉え、その一部を傷づけることができた。

「ギャゥェ~!」

 そして、そのとき初めて今回の邪魂の姿を見ることができた。

 その邪魂は全体的には人間なんだけど、額からサイの角のようなものが生えていて、背中には翼があり、手と足は鷹の足のように鋭い爪がある、映画とかに出てきそうないわゆる悪魔っぽい容姿だった。

 僕とタミーの攻撃で邪魂は地上へ落下していく。

 それを僕たちは追いかける。

 エレーナは地上へ降下しながら、さらに邪魂へ閃光矢弾をあびせ続けている。

 さらにタミーも閃光矢弾のような術弾を繰り出してる。

シュッシュッシュッシュッ!!

バッバッバッ!

 そのとき邪魂の傍にいたアルも速攻で邪魂に近づいて、持っている両刃の剣を邪魂へ向けて投げつけた。

シュンシュンシュン!

 アルの放った両刃の剣はみごと邪魂の背に命中!

「やったっ!」

「グギャァ~!」

 邪魂が唸ったとき、なんと邪魂が口から火炎を吐いた!

グォ~ン!

 その火炎でアルがバランスを崩して戦列から外れてしまった。

「ひゃ~!」

 その次に邪魂の近くに位置していたのは僕とエレーナ、

 僕とエレーナは急降下しながら、先に落下していく邪魂に狙いを定めて僕はマキシマムルミナーを、エレーナは束光矢弾をそれぞれに邪魂に放った!

「マキシマムルミナー!!」

「)~$%「#’=~=*>{~|=>+」 エレーナの詠唱 文字化不能

バジュ~ン!!

 僕とエレーナが同時に術を発射した瞬間、轟音とともにものすごい光りが辺りを昼間以上の明るさで照らした。

 一直線にマキシマムルミナーと束光矢弾は邪魂に向かう!

 そしてちょうど邪魂が地上に落ちると同時に邪魂に命中した。

 地上でまたものすごい閃光が走った。

グォォォ~~ン!

 僕とエレーナはひるまずそのまま地上まで降下、タミーは邪魂の火炎でバランスを崩して離れたアルの保護にまわった。

「アル、大丈夫?」

「うん、ありがとう、はやくエレーナとユウトのところへ行かないと!」

 僕とエレーナが地上におりたとき、邪魂は僕たちの攻撃をまともに受けたらしく、その全身が焼け焦げて唸り声を上げていた。

 しかし、そんな状態でも手を緩めるわけにはいかないのが邪魂狩り、僕はとどめとばかりに邪魂を拘束するための技の縛身神術を使った。

 僕の縛身神術の縛環で身動きの取れなくなった邪魂は苦しそうにうめき声を上げて苦しんでいる。

 そんな邪魂にエレーナが冥府へおくる神術を掛け始める。

「{‘|~=~)=O*+~||(&%=0!><0」 エレーナの詠唱 文字化不能

 すると僕の掛けた縛身神術の縛環がどんどん小さくなり、それと同時に邪魂の身体も細く小さくなっていく。

「グェッグエッ!」

 徐々に締め付ける縛身神術の縛環に邪魂は苦しそうに唸りながら、なんとか縛環から逃れようとしてるが、その間もどんどん細くなっていく。

 そして、最後は細い光りのスジになって消えた。

フッ!

「終わった・・」

「終わりましたね、今回もしっかりお勤めを果たせました、ご苦労様です」

「エレーナ、ユウト~っ!」

 タミーとアルが戻ってきた。

「ごめんなさ~い、間に合わなかったわね~、残念だわ」

「いやぁ、ふたりもお疲れ様ぁ、今回も無事済んだよ、V!」

 僕はタミーとアルの労をねぎらいながら指でVサインを作ってみせた。

 するとアルとタミー、さらにエレーナまでもが僕のVサインに興味を示しちゃった。

「ユウト、なにそれ?」

 アルは僕の真似をして指でVの形を作りながら、Vサインの意味を聞いてきた。

 それに続いて、エレーナも意味を聞いていた。

「その指の形はどんな意味なんでしょうか?」

 エレーナは聞き方も少々真面目過ぎ・・

 僕は3人にVサインは勝利したときにするサインだということを説明した、するとタミーが。

「それではこれから邪魂に勝利したときにみんなでVサインを掲げましょうよ、簡単だし、面白いわ、ねぇエレーナもそう思うでしょ?」

「そうですね、簡単ですし、みんなの気持ちがひとつになるようでいいんじゃないでしょうか」

「わ~い、Vサイン! Vサイン! これちょっと可愛い♡」

 アルはVサインが気に入ったらしい、両手でVサインをしながら飛び跳ねている。

「はい、ぶ~いっと」

 タミーは僕に向かってVサインをしてる、Vの意味わかってのか疑問だ。

 なにはともあれ邪魂を冥府へ送ることができて一安心、キーウェの持ち主の老人にもものすごく喜んでもらえて、そういった意味でも達成感のあった一件だった。

 その後、僕たちは陽が昇るまで老人の家で眠らせてもらった・・

やっぱり戦闘シーンを文字で表現するって想像の100倍ムズい!!!

戦闘シーンを書かれてる皆さん、すご過ぎです・・・


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