~やっぱりエルフ!のタミーはすごい!!~
~やっぱりエルフ!タミーはすごい!!~
市庁舎から脱出したアルとエミール+カリーナを追って僕たちも市庁舎を離れた。
すると予想通り、市長配下の衛兵たちがアルたちを追うため、街に繰り出してきた。
「やっぱり来た、どうする? このままじゃ店も知られてるし、エレーナにも危険が及ぶことになるよ」
「あぁ~、それなら大丈夫よ、とっくに店のほうはエレーナが結界術で護ってるはずだし、エレーナ自身も、もう店じゃなく市庁舎のほうにいるはずだし、あそこに飛んでるカリーナたちだって、あれはただの幻影、実体はもう市庁舎前に戻ってるはずよ」
「えっ?? 幻影? それじゃあ、本物はどこ行った?? それにぼくたちはこれからどうすればいいの??」
一気に展開が大きく変化してて、僕の頭はバグりまくり・・訳わかんない!!
「ここら辺まででいいわ、そろそろ、わたしたちも市庁舎へ戻りましょうか、フフッ」
そう言ってタミーは元来た方向、市庁舎へ戻り始めた。
「追手の衛兵たちに見つからないように気をつけてっと・・」
コソコソ物陰に隠れながらの移動は術を使えるエルフとは思えない、まるで最弱ザコキャラのそれ、ちょっとガッカリ・・・
「ねぇタミー、タミーはエルフなんだから、何かこういうときに使える術とかないの? こそこそ隠れてなんてちょっとガッカリなんだけど・・」
僕はエルフ的な術を期待して、ややクレームっぽく言ってみた、するとタミーは、
「まったく、ユウトって意外に贅沢さんなのね! これは術を持ってないあなたに合わせてるだけよ、わたし一人なら瞬時に戻れてるわ、早く戻りたいの?」
「まぁ、できることなら早く戻ってアルたちを守りたいよ」
あらら、実は僕がお荷物になってたとは・・タミーの気遣いを聞いて申し訳なく思いつつ、タミーの術に期待しちゃう^^
「しょうがないから二人ではやく戻る術を使うけど、これって結構体力使うのよ、あとでお酒おごってもらわないと合わないわ、ユウト覚えておいてね、あとでオ・サ・ケ・ネ、フフフッ」
と言いながら早速タミーは詠唱を始め、同時に僕を脇にガッシリ抱えてくれて、瞬間移動に備える。
シューン!!(タミーの術によって高速移動する音)
タミーの詠唱がそこそこ進んだなぁっと思った直後、タミーに抱えられた僕はエレーナやカリーナ、アル達のいる市庁舎前の広場に立っていた・・
「も、もう移動しちゃった?」
「えぇ、ユウトのお望み通り、もう着いちゃったわよ、どうわたしの術、凄いでしょ??」
「う、うん、タミーの術凄すぎだよ、また次もお願いするよ」^^
「イ・ヤ・よ・疲れるわ!」
皆様、今話も読んで下さいまして、ありがとうございます!
今話の更新もあまり遅い時間にならずにできました、いつもこのくらいの
時間に更新ができればイイとは思ってるんですけど、なかなか
思ったようにはいかないんですよね・・
う~ん、どうしたらもっとはやくお話を進めて、いつでも、どこでも
更新できるようになれるのか・・
今はこれが大きな課題です^^
では、この先もがんばってお話進めていきますので、
次話もよろしくお願いします!!!




