~タミーとリベルタ、驚きの能力~
~タミーとリベルタ、驚きの能力~
囮作戦でアルとエミールが市庁舎へ連行?され、僕とタミーは市庁舎近くで待機する、僕的にはじれったい時間が流れている・・・
「タミー、なにも動きが無いってのも、気になるよね、中の様子を知れる方法ってなにかないかな?」
僕が心配で仕方ないって感じに言うと、タミーは面倒くさそうに・・
「しょうがないわね、じゃあ、さっきのリベルタに力を貸してもらうことにするわ、あとでリベルタにご褒美あげてちょうだいね」
「へっ? ご褒美?? 何するの?」
しばらくするとタミーの元へリベルタが戻ってきた・・
「ご苦労様、早速で悪いのだけど、この建物の塀の中の様子を知りたいの、お願いできるかしら?」
タミーがこうリベルタに聞くと、リベルタが「チュン」と一声鳴いた、「OK」って意味らしくタミーがリベルタのくちばしにキスして、
「ありがと、あとでユウトからご褒美もらってネ」
と言ってリベルタを空に放った。
「え、え~と、リベルタ飛んでちゃったけど、これで中の様子ってどう判るの?」
「これよ」
僕の疑問に答えるようにタミーが見せたのは、エルフの術を使ってリベルタの見てる景色をタミーの目の前に映すという巫神同様の術だった。
「凄ッ! これってリベルタが見てる景色?」
「そうよ、今リベルタが見てる景色をわたしの思念と繋げてここに映し出してるってわけ、どう? 凄いでしょ~? わたしとリベルタの絆はこんなに強いってこと、ユウトもなにか使役役を持ったら? かわいいわよ、ウフッ」
そうい言いながら、中の様子を僕に見せるタミー、その目は中の様子を真剣にうかがっている・・
なんだかんだ言ってもタミーも心配してるんだね、ハハハ・・・
しばらくの間リベルタが送ってくれる映像をみていたんだけど、特段動きが無い、まぁそれもそのはず、アルとエミールは庁舎建物に中にいるはずで、外からはなにも判らない・・・
リベルタには戻ってきてもらった。
「う~ん、ダメだね、やっぱり中の様子も気になるよ・・」
「まったくユウトは心配性なのね、もうしょうがない! これ奥の手よ!」
こういってタミー繰り出した次の手は、なんとカリーナとの思念通信?だった。
今話も読んで頂き、ありがとうございます!!
今日は会社で昼休みにお話しを進めることができたので、
この時間に更新できました。
いつもこのくらいの時間に更新できればイイのですけど、
わたしはお話を進めるのが遅いのでなかなか上手くいかないくって、
読んで下さってる皆様にご迷惑ばかりかけちゃって、ゴメンナサイ・・・
では、次話もよろしくお願いします!!




