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~ステルスカリーナ~

 ~ステルスカリーナ~


 アルとエミールを使った囮作戦の第一段階はほぼ成功! このままさらに囮作戦を続行して相手が完全に食いついてくるのを待つことになった・・


 作戦2日目

「昨日の衛兵っぽい二人がまたアルたちに接近してくるかも、もっと言えば、今日はもっと大勢で接触してくる可能性もあるかも・・」

「えぇ、昨日はわたしたちの店までついて来てたしね・・」

「だから、今日は昨日以上にふたりの警護をしっかりしないと、危険なことになる可能性もあるからね」

 こんな感じに僕とタミーが話してると、それを聞いていたアルが・・

「ユウト、アルのことそんなに心配してくれるのぉ~? アルメッチャうれしいッ!! ユウトとアルは想い合ってるどうしだもんね、フフッ、でも、大丈夫だよユウト、アルだって強いんだからッ! へへへっ」

「想い合ってるどうしって・・」

 さらにエミールも・・

「わたしも巫神として、そこそこの術の使い手なのよ、だからそんなに心配してくれなくても大丈夫よ、でも、ユウトさんありがと! ちょっと惚れちゃうかも、ウフッ」

 エ、エミール、最後の言葉は余計だったかな、アルの機嫌が微妙になっちゃっうよ・・

 

 アル、エミールのふたりが店を出て、昨日と同様街を散策に行った。

「では、今日はわたしも警護に出ようかしら、ウフッ」

 とカリーナも店を出て行った、僕とタミーもそれに続いた・・・


 アルとエミールは昨日と同じように町娘に扮してるから、目立たないはずなんだけど、う~ん、やっぱりその容姿は他の娘たちとは異質の綺麗さ・・どう見ても目立ちまくってる・・

 さらに今日警護に出たカリーナのほうは巫神そのままの姿なもんで、目立つどころの騒ぎじゃない、まさにういている・・そこでカリーナには目立ち過ぎてるから、なんとかならないかと言うと・・

「あら、そうかしら? やっぱ美しすぎるのって罪かしら、ウフッ」

 って、呑気なことを言いながら、術を展開!

「えっ?! 何?? カリーナ? どこ?・・カリーナが消えた?」

 カリーナが小さい声で詠唱をした途端、前にいたカリーナが消えてしまった、そんな状況に驚いてると・・

「ユウト、ここよ、あなたのすぐ横にいるんだけど見えてないでしょ、術で消えてみたわ、これなら目立たないでしょ、ウフフッ」

「えっ! すぐ横ッ?!」

 すぐ横って言われて、僕は真横へ飛び跳ねてしまった。

 そう言われれば、ほんのりカリーナのイイ香りがする・・香りまでは消せなったってことみたい。

 カリーナは術を使って消えてみせた、やっぱ巫神ってすごい、どんな状況にも即応できるなんて高校生男子には到底ムリなスキルだ・・

「カリーナ、凄いね、ステルス巫神ってところかな? ハハハ」

「ス・テ・ル・スって何かしら?」

「あぁ、ステルスって戦う相手から見えなくなることだよ。だから今のカリーナはステルス巫神ってこと」

「戦う相手から見えない? わたしはユウトと戦うんじゃなくて、愛しある気はあるわよ、ユウトがその気なら今から愛しあえるわよ、どう? フフフッ」

「いッ、いや~カリーナ、朝からそんなこと言うのはNGだよっ、恥ずかしいじゃん!」

 カリーナのTPOもクソも無く、遠慮も無いストレート過ぎるワードに僕は耳まで熱くなるのを覚えながら、こう言い返すのが精一杯、でも、そんな僕にカリーナは追撃弾を浴びせてきた。

「あら、他人に見られるのが恥ずかしいんなら、ユウトも消してあげるわよ、二人だけのステルスラブし・ま・しょ・フフフ」


皆様こんばんは。

今話も読んで下さって、ありがとうございます。


今話の更新はちょっと遅くなっちゃいました。

実はお話を書いていた途中で操作をミスっちゃいまして、

それでそれまで書いていたお話が消えちゃって、始めから

書き直しをしてて、それでこの時間になっちゃたんです・・

言い訳ばかりでゴメンナサイなんですけど、ご容赦ください!


では、また次話もよろしくお願いします!!

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