~アル/エミール出撃??~
~アル/エミール出撃??~
2か月にわたる情報収集の結果、この町の市長がエロ親父化してることが判明、更に金にかなり執着してることも判った、そこで僕たちの作戦は・・・
「え、え~と、囮作戦ってどういうこと? しかもアルとエミールを前面ってッ?!
危険なことは無しだよ!」
アルとエミールによる囮作戦って聞いて僕は少なからず同様しちゃった、だって誰かを犠牲にするなんて僕たちのスタイルじゃないし、アルとエミールが可哀そうだよ。
するとカリーナが・・
「あぁ、囮と言っても命を懸けるような囮じゃないわよ、アルちゃんとエミールに市長の近くに潜入してもらうだけ、それに逐次わたしと繋がってるから大丈夫よ、安心してユウト」
「繋がってる?」
「そう、わたしとエミールやベルタ、ドーラは必要な時は思念で繋がれるのよ」
「シネン??」
「そうねぇ~まぁ、テレパシーみたいなヤツ? だからもしふたりが危険な状況になったらすぐわたしたちが救援に行けるってこと」
「それなら、まぁいいけど・・」
「それにしてもユウトってホント優しいのね、ウフッ」
それからカリーナから作戦の詳細や方法の説明があり、それぞれの役割を確認、明日から作戦実行となった・・・
作戦実行初日・・
まずはアルとエミールに町のごくごく一般的な娘になってもらった、エミールはそのまま衣装だけ変えれば一瞬でカワイイ町娘に、しかし、アルはそうはいかない、なんせ耳とシッポがあるからね^^
アルには耳隠しのためウィッグを付けてもらい、シッポはひざ丈のスカートに隠してOKとした。
「よしっできたわ、なかなかイイ感じに可愛くなってるんじゃないかしら、どうエレーナ?」
スタイリストみたいなことをやったカリーナがドヤ顔でエレーナに聞くと・・
「まぁ、いいんじゃないですか、この程度なら誰がやっても同じようになりますよ」
「も~う!エレーナったら!! もうちょっと素直にイイ感じとか言えないのかしら、プンプン!」
同じ巫神でも、真面目なエレーナに明るく呑気なカリーナ、個性というか性格というか、ここまで違うと笑うしかないね^^
アルとエミールの潜入準備が済んで、町娘になった二人がいよいよ町中へ・・
「よ~し、アルの可愛さで市長をメロメロにしちゃおっと!!」
「アルちゃん、わたしもアルちゃんに負けないわ、どっちが可愛いって思われるか勝負よっ!」
なんだか妙なライバル心を持ってしまってるようだけど、町娘として不自然にならなきゃいいなぁ・・いまからちょっと不安・・・
「ふたりとも、いきなり市長に気に入られるわけじゃないわ、まずは普通に町を散歩すればいいのよ、ふたりの存在を町に認識させることが第一歩、ここ大事だからね」
妙なテンションのふたりにカリーナが諭すというか注意みたいになことを言うとふたりのテンションが一気に下がり・・
「えぇ~、な~んだ、つまんな~い、アルすぐに市長のところへ行けると思ってたよ~」
「わたしも~、ただ歩くだけぇ~? お菓子くらい買っていいのかしら?」
ふたりとも一気に普段のふたりにもどった・・
こんばんは。
今話も読んでいただき、ありがとうございます。
今話の更新はあまり遅くならないでできました!!
よかった~^^
それに前話/前々話がちょっと短めになっていましたので、今話はちょっとだけ
長めにしてみまたんですけど、いかがでしょう?
毎回どこで切ろうか、けっこう悩むんですけど、なかなかそのコツが
つかめてないです・・・なので、読んで下さる皆様には読みづらいかもしれないですけど、
どうかご容赦ください・・・
では、次話もよろしくお願いします!!!




