~住人も同じに感じてる・・~
~住人も同じに感じてる・・~
開店2日目・・・
「今日も頑張ってお店をやっていきましょう!」
「は~い!」
今日の店番はアルとベルタ、ドーラの3人、昨日店番だったエミールとタミーは裏方に回った。
店を開店させ、少し経ったとき初めてのお客?が来店した。
「あっ?! いっ、いらっしゃいませ~!」
初めてのお客に3人とも、かなり緊張してて、その笑顔も微妙に引きつってるのがはっきり判るほどだ。
そんな感じじゃせっかく来てくれたお客の印象も悪くなっちゃうので、仕方なく僕はレジから出て接客してみせた。
「いらっしゃいませ、この店の商品はすべて遠くの国から取り寄せたモノばかりです、どれも暮らしの中で役に立ってくれるモノですので、ぜひお手に取ってみて下さい」
「そうなの、どうりで見たことないモノばかりだわね、いくつか気になるモノもあるからゆっくり見せてもらうわね、ウフフ」
「そうぞ、ごゆっくり」
こんな感じで僕が接客すると、そんな僕を見ていたアル、ドーラ、ベルタはボ~ッと僕の接客に見惚れてた様子。
「3人とも、どうしたの? お客様がお買い上げだよ、レジお願い」
「あっ! ハイ、ありがとうございます、お支払いはこちらでお願いします」
初のお客さんは商品4個ほどを買ってくれたので、暗闇空間から持ち込んだ紙袋に入れてお渡し、この世界では紙袋さえ珍しいらしく、袋に入れて渡すとそれだけでビックリしていた・・
せっかく来てくれたお客だ、なにか聞き出せないと僕は声を掛けてみた。
「あの~、この町最近変じゃないですか? ぼくちょっと気になっちゃってるんですよ」
とカマみたいなものを掛けてみた、すると・・
「そうねぇ、この町っていうより市長が変よね、いままで優しい市長だったのに、最近はちょっとしたことでも容赦なく断罪するようになったわね、できることならこの町から出ていきたいわね」
といいながら店を出ていった・・・
やっぱり・・市長がおかしいことは確定したな・・
今話もお読み頂いて、ありがとうございます。
う~~ん、今話はちょっと短めになってしまいました・・
でも、今話と次とはここで分けないと、グワ~って長くなっちゃうので
あえてここで切っちゃいました^^
次話でガンバリマス!!
では、次話もよろしくお願いします!!