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~魚釣り対決 PART2 ~

 ~魚釣り対決 PART2 ~


 拠点として借りている家のすぐわきにはキレイな小川が流れている、今日の昼食はこの川で魚を釣ってそれを焼いて食べる、ある意味贅沢な昼食にすることにした。

「よ~し! 今日も沢山魚捕っちゃうもんね!!」

 始める前からアルは超ハイテンション、シッポを膨らませ、ピンと立った耳はクルクルレーダーみたいに動ている。

「アルちゃん、その耳動ているけど、なにか聞こえるの?」

 アルの耳の動きを初めて見たエミールが聞くと、アルは満面の笑みと共に、

「うん! こうやって耳を動かして川の中の魚の動いてる音を聞いてるの、もう沢山の音が聞こえてるから、この川には魚がたくさんいるよ、アハハ」

続けてドーラもアルのあるワードに引っかかったようで、

「アルちゃん、なぜ魚を釣るんじゃなくて、捕るなの? 釣りするんじゃないの?」

 この疑問、以前に釣り対決をしたときに僕ももった疑問だ、なので・・

「あぁ、やっぱりそこ気になったのね^^」

 その疑問に対しアルはシッポをピンッと立たせて、

「アルはキャットピープルだよ、キャットピープルは魚を捕まえるのに道具なんて無用なんだよ、この手でドンドン捕まえちゃうもんネ!」

「へぇ~、すごいわね! ということは、アルちゃんがいればいつでも新鮮な魚を食べれちゃうってわけね」

 と言って少し考えて・・

「アルちゃん、ずっといっしょにいましょうね、フフフッ」

「うん、いいよ~、でもアルが捕った魚はあげないよ~、へへへ」

「ケチッ!」

 このふたりがコンビ組んだらイイ芸人になりそうだな・・・


 川辺でそれぞれが魚釣りの仕掛けを川へ投げ込む、僕は前も使ったお気に入りの竿にリールのセット、ドーラとエミールは僕が見たことのない仕掛けを川へ流していた。

 エレーナとカリーナは釣りはせず、みんなの様子を見て楽しむみたい、そして、僕のライバル?のアルはというと・・みんなから少し下流で川の中に入ってギロギロ流れを凝視&耳で魚の動く音に神経を集中してる。

 僕やドーラ、エミールが静かに竿先?を見ていると、下流のアルが突然、

「ミャ~~ッ!!」

 奇声を上げたかと思うと、両腕を水中に入れ、周囲の魚を捕まえては岸に投げ、またすぐ水中の魚を捕まえてすくい出す、その勢いたるやその場にいたみんなの目が点になっちゃうくらいの爆速で、ものの数秒で15匹もの魚をゲット!

「フワァ~ッ! どうユウト? アルもうこんだけ穫れたよッ!」

 と言いながらおでこの汗?を手の甲でふきながらドヤ顔で僕を見てるアル・・・

「あぁ・・また圧倒的大差で僕の負け確定だねアル、ホントアルは魚捕りが上手いよ、

もう釣り対決はしないようにするしかないね・・ハハハ」

「魚捕りでキャットピープルに勝てるヤツ、いたら出てこいッ! アルと勝負だッ!!」

 釣り対決で2連勝し、妙なテンションのアルがそこにいた・・・


今話も読んで頂きまして、ありがとうございます。

今話の更新はちょっと遅い時間になっちゃいましたけど、

なんとか深夜という時間になる前に更新できました^^


こうやってお話を綴っていて気が付いたんですけど、わたしって

戦いのシーンを作るより、今話のように平凡な日常に近いことを

綴るほうが好きみたいです、これって他の作者様方も同様なのかもですが、

他の皆さまに聞くこともできないので想像でしかないです・・

もし、別のお話を作るようなことがあれば、今度は日常を綴る

お話にしてみたいって思ったりしています^^


では、次話もよろしくおねがいします!!!


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