~アル先生とメイド服~
~アル先生とメイド服~
翌日からみんなが店員としておかしくない接客ができるよう、アルによる特訓?が始まった・・・
「みんな~、今日からお客さんの接し方と丁寧なことばの特訓するよ~、しっかり覚えてね~」
アル先生は朝から元気いっぱい! しっぽを膨らませ、眼を輝かせて、やる気満々!^^
「アル、まずはアル自身でお手本を見せてあげたらいいんんじゃない?」
僕がよくある指導方法を提案するとアルは僕の言葉の意外な部分にかみついてきた・・
「ユウトッ! アルじゃないでしょ! 今のアルはせ・ん・せ・い・だよっ! 間違えないでッ!」
「へっ?あぁ~ゴメン、ゴメン、そうだったねアル先生」
僕は唖然としながらも、ここでアルにへそを曲げられたら困るし、アルを先生って呼ぶのも面白いから、ここはおとなしくアルの言う通りにすることにした・・
「そう! 今は先生って呼んでねユウト君」
「くっ、君?? まぁ~いいか・・はい、アル先生」
「はい、よくできました^^」
そこからはメチャ上機嫌のアルの指導は終始明るく進んで、指導を受ける側のタミーやドーラ達も代わるがわるお客役になったり店員になったりして、まるで「ごっこ」をしてるみたいで楽しそうだ、指導するのがアルだからお遊びみたいになるのは、まぁ当然といえなくもないかな(笑)
朝から始まったアルによる接客訓練はお昼過ぎには大方終わり、生徒であるタミーやドーラ達は店員らしく見えてきてるから驚きだ、さらに驚きなのは、エレーナとカリーナのコラボ技で店員ユニフォームも出来上がっていたことだ。
「えぇ~っ! ユニフォームまでできてるの?? しかもメイドって?・・・」
そのユニフォームはどこから見ても、メイドなのだ! しかもフリフリフリルマシマシ・・
「ここはアキバか??」
それにしても何でエレーナ達はメイド服なんて知ってたんだろう? もしかして人間界に行ったことがあるとかか?・・
「え~と、エレーナ、なんでメイド服なの? って言うかよくメイド服なんて知ってるね?」
「あぁ~これですか、これはかなり以前にユウトのように人間界からきた男性から聞いて知っていたのです、人間界で接客といえばこのメイド服と聞きましたよ、違うのですか?」
「い、いや~イイんじゃないかなぁ、うん、イイと思う!!」
いやぁ~、僕より先に来ていた先人に感謝です! 異世界でメイド服に会えるとは! しかもメイドになってるのが、美形エルフのタミーやThe美少女と言えるドーラやエミール、ベルタ! もうここは天国! いやっ桃源郷だ、間違いないっ!!!
ってことでまずは、そんなカワイイメイドさんに接客してもらろうっと!
「それじゃ、僕が客になるから、みんな接客してみて」
僕が客になり模擬接客、いやぁ~役得!役得ッ!(笑)
今話も読んで下さり、ありがとうございます。
今話も遅くならないで更新でしました^^
数日前までエアコンが必需だった暑さだったのに、今日は
一気に秋!いいえ、初冬といってもいいくらいに寒い朝でした。
日中も秋物で過ごすのがちょうどいい気温のままの一日で
今年の冬の到来は早そうです・・
では、また次話もよろしくおねがいします!!!




