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~作戦名コケツ!~

 ~作戦名コケツ!~


 僕たちが拠点生活で初めての朝が来た・・


 拠点1日目、みんなで朝食を街の食堂みたいなところで食べ、そのあと市長や街の変化について町の人に聞き込みしてみた、しかし、町の人は一様に口が重い、特に市長の言動について聞かれると、皆口ごもってしまうようだ。

「う~ん、ダメだね、市長については何も言いたくないようだね」

「そうですね、そういったことからもここの市長の問題は深刻のようです」


 このままじゃずっと情報が得られないままで何も解決もできない、するとエレーナがある提案をした。

「このままここの市民になりすまして、具体的に状況把握してみましょう」

「はっ? 市民になりすますって、どうするのよ?」

カリーナがエレーナの提案を聞いて、当然の反応をすると、以外にもアルがそれに答えた。

「やだなぁ~カリーナ、そんなの簡単だよ、普通に店でもやったり、どこかの店に雇ってもらえば市民ぽく見えるようになるんだよ、難しいことじゃないよ」

「へぇ~そうなの? アルって変なこと知ってるのね」

「では、その店を開くという方向で市民なりすまし作戦開始です!」

「ところで店を開いて何か売るの? 売るモノってあるかな?」

「さぁ~」

 店を開くのはイイと思うけど、そこでどんな商売をするのか、何かを売るのかとか、細々した設定はまったく考えてない様子に僕は唖然とするしかない・・

 するとエレーナが僕のほうを見ながら、妙なドヤ顔をして、

「店を開いて、そこで売るのは・・暗闇空間で集めた異世界の便利な品々です!」

「「?」」

「えぇ~ッ?! あれ売っちゃうのぉ~ッ?」

「エレーナッ! それはちょっともったいないんじゃないかしら~?」

エレーナの言葉にタミーとアルが同様に反対した、しかし、エレーナはきっぱりと、

「えぇ、確かにこの世界では手に入らないものばかりなのでもったいない気もします、でも、ここで目立つ行動、さらには市長の目に留まる行動をしないと先に進めません」

「なるほど~、虎穴にに入らずば虎児を得づってヤツかな・・」

僕がぼそぼそ言うと、そばにいたベルタが、

「何ですか、そのコケツなんとかって?」

「あぁ、これは僕が以前いた世界のことわざってヤツ、大事なモノを得るには多少の危険も必要だよって感じのことばだよ」

「なるほど~、ユウトって案外博学なんですね、それではこのなりすまし作戦は「コケツ作戦」って呼びましょう! ねッいいわよね、カリーナ?」

「あぁ、いいんじゃない、判りやすいしエレーナもいいでしょ?」

「わたしはそれでイイですよ」

「じゃあ、コケツ作戦で決定~!!」

 なんか妙な具合にこの作戦の呼称がコケツ作戦に決まってしまったけど・・もうちょっとカッコイイネームのほうがよかった気もしなくもない・・・


今話も読んで頂き、ありがとうございます。


ここ数日、なんとなく秋に近づいてきたような気がしたんですけど

昨日、今日は気温、湿度とも高くってキツメの一日でした。

しかも今日は土曜日なのにお仕事だったので、テンションやや低めです・・・

でも、更新だけはしなければと、なんとかお話を進めてみました^^


では、また次話もよろしくおねがいします!!!


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