表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
146/304

~囮にタミーとアル? 大丈夫??~

 ~囮にタミーとアル? 大丈夫??~


 タータンの街の市庁舎の様子を見にきた僕たち、なんとなくだけど他の建物とは雰囲気が違って見える・・


「庁舎の周りに衛兵みたいなのが数人いるね」

 僕が庁舎の周りの武器を持った人を指さしながら言うと、カリーナも、

「そうね、庁舎を警備するのはどこでもアリだけど、あれは厳重すぎるわ、やっぱりなんか変ね」

 続いてタミーも、

「あんなに人数がいるんじゃ、近づけないじゃない、どうするつもりよ?」

 確かに僕たちが近づいたりしたら、当然のように怪しまれるのは必死な感じだ・・

 するとカリーナが、

「じゃあ、見えなくなって近づきましょうね、エレーナ?」

「そうしましょう」

 えっ?見えなくなって?? 何それ???

「ユウトは初めて受ける術ですね、私たち巫神は自らの姿を周囲から見えなくすることもできるのです、ただ、この術はひとりじゃなく複数人で協調するほうがより確実に姿をくらませることができるのです」

 そこで、こんどはカリーナが、

「そう! だから私とエレーナがいる今ならバッチリ身を隠せるってわけ! イイ術でしょう?? ユウトも欲しい?? フフフッ」

 スゴイ術があるだ、でもひとりより複数でってところはちょっと弱い・・

 でもこのまま堂々と近づいてトラブルになるより、身を隠すほうが数倍イイ! 上級巫神のエレーナとカリーナがいれば、確実にバレずに近づけそう。

「あぁ、でもできればむこうの注意をひきつける役もいるほうがいいかもね」

 カリーナが囮的役もあるほうがいいと言い出した、すると意外にもアルがそれに応じて、

「囮ならアルがするよ! アルなら普通のキャットピープルだし、街の住人のふりすればイイし、楽勝だよッ!」

続けてタミーまでも、

「ならわたしだってイケるわ! わたしだってどこにでも居るエルフにしか見えないわっ!」

 このふたり、微妙にはり合ってるっぽいけど、囮なんだから危険なんだけど、そこらへん判ってるのかな?・・

 そんな二人の申し出にカリーナは、ちょっと驚いてたけど、

「二人ともいいの? 囮よ、結構危険だけど、大丈夫?? エレーナ、あなたはイイのかしら?」

 カリーナに急に振られたエレーナだけど、普通に・・

「えぇ、ふたりが自分から志願したんですから、大丈夫でしょう、でも、二人とも十分注意してくださいね」

 エレーナからもOKが出たことで、さっそくタミーとアルはそのまま街の住人のふりをして庁舎近くまで進んでいった。

 ふたりの歩く姿を後から見てると、どうもお互いをけん制し合うツンツン感が漂っていて、普通の住人には見えてない・・

「大丈夫かなぁあのふたり?・・」

 僕がぼそっと独り言をいちゃったら、カリーナもタミーとアルのほうを見ながら、

「あのふたりってホント仲いいのね、羨ましいくらだわ、ウフッ」

 えぇ~っ!? カリーナにはタミーとアルが仲良く見えてるのぉ~?? マジッ??


今話も読んで頂き、ありがとうございます。


今日も更新が遅くなってしまいました、申し訳ありません・・

そんなわたしのお話を、見捨てずに今話も読んで頂けましたこと感謝します!!


また次話もよろしくおねがいします!!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ