~車内で真面目に・・~
~車内で真面目に・・~
僕たちはカリーナの部下(弟子)たち3人と共に無数の光る球になって散ってしまった薫を探す旅をすることになった・・・
店を出てみんなの乗ったアルファードを走らせ始めると、早速エレーナがカリーナに、根本的なことを訪ねた。
「カリーナ、根本的なことを聞きたいのだけど、いいかしら?」
「何かしらエレーナ?」
「えぇ、カオルの行方については何かヒントになりそうなことはあるのかしら?」
確かに、何もあても無く探すってのはほぼ無理だし、なんでもいいからヒント的なことがあるとかなり助かる。
「う~ん、残念だけどほとんどヒントは無いのよね、でも、カオルが球になって飛び散った方向はだいたい決まってて、四方八方に散ったんじゃないの、だから、その方向を探すってことだけが唯一のヒント・・かな?」
そこまでカリーナが話すと、タミーがある部分に突っ込んだ。
「でも、はじめの話では、球になった薫は四方へ飛び散ったって言ってたわよ」
タミーって細かいところ良く覚えてるなぁ・・
「あぁ、それね、実は飛び散ったときは四方八方に飛んだように見えてたのは事実よ、でも、そのあと、周囲にいたひとの目撃情報をまとめると、飛び散った球は一定の方向へ急に進路を変えて向かったみたいなの」
「一定の方向?」
「えぇ、だからその方角を探すの、あとその方角には何か意味があるはずだから、合わせてそれも調査するわ」
薫が向かった方角になにがあるんだろう? これからどうなるんだろう? いろいろ分らないことや不安がいっぱいだし、僕はまだこの世界のことはほとんど知らない、でもエレーナやタミー、アルがいてくれてるし、これからはカリーナ達も一緒だ、これなら不安があっても、判らないことだらけでも、どこにだって行ける! 妙な自信みたいなモノが人生で初めて僕の中に生まれていた・・なんか変?・・
僕はみんなを乗せたアルファードをズンズン進ませた、舗装道路なんてモノは無いので乗り心地的にはキビシイはずだけど、クルマ乗ること自体が初めてなみんなには、どんなにゴトゴト揺れるイマイチな乗り心地でも、歩くよりずっとラクなクルマという乗り物に終始ニコニコ顔、
ルームミラー越しに、後のみんなのリラックスした顔を見て僕は、
「アルファードが手に入ってよかった・・これで旅が少し楽しくなってくれるとイイナ、へへへ」
今話も読んで頂き、ありがとうございます!
いつも読んで下さてっる皆様にはただただ感謝しかありません!
今話も更新が遅くなってしまい、ゴメンなさい・・
今話の展開をどうしよ~って考えちゃって、遅れちゃいました。
次話は遅くならないように気をつけます!
では、次話もよろしくおねがいします!!!