~7人の美女&美少女は目立っちゃう~
~7人の美女&美少女は目立っちゃう~
カリーナ達と共に行動しはじめ、イルナスという町に寄って昼食を取った僕たちは みんなそれぞれ料理を楽しんで店を出た。
「お腹も満足したし、これからどうする? この町を出てもいいけど、ちょっとみて廻らない? なにか情報もあるかもしれないし」
こう言って町を廻ることを推したのはカリーナだった、でも、それにすぐさま反応したのはタミーにアル、そしてベルタだった、もうこうなると、見て廻らずにはいられないだろうことは明白、特にタミーとアルが廻りたいって言ってるし、これを無視するとすぐ機嫌悪くなって困るのはこっちだ。
「そ、そうだね、腹ごなしってことで、ちょっと廻ってみようよ」
僕も無理やり的な口実を作ってエレーナに見て廻ることを勧めてみた。
「まぁ、皆さん疲れてるでしょうし、今日はこの町に宿泊でもいいと思っていますから、町の散策をするのもイイですね、フフフ」
店を出るた僕たちはどこへ行くともなく、町の奥のほうへ歩き始めた、そんな僕たちを町の人たちが遠巻きに見てるのを感じる。
「ねぇ、町の人たちに見られてる気がするんだけど・・」
僕がそう言うとカリーナも同様に感じてたようで、
「まぁ、仕方ないわ、わたしたち8人もいるのよ、8人もの美女&美少女が、あっ、ユウトは男子だったわね、じゃあ7人もの美女&美少女がぞろぞろ歩ていれば、そりゃ目を引くってものよ、フフフ」
確かにこれだけの大所帯、注目されないほうがおかしいか・・
「えぇ~、カリーナぁ、アル美少女ッ??」
カリーナの美少女ってワードに敏感に反応したのはアルだった、それに対してカリーナもしっかりノッテくれて、
「えぇ、アルもしっかり美少女してるわよ、自信もっていいんじゃないかしら」
だって・・
「やった~~~ッ!! アル美少女だって~~ッ!! メッチャうれしいッ!!!」
アルがテンション爆アゲしてるのを見ていたタミーが僕のほうへ寄ってきて、
「ユウトも女子だったら可愛かったんじゃないかしら、残念ねぇ、フフッ」
「そうだよ~ユウトも女子だったらアルといっしょに可愛いって言われたのに~」
「なっ、何言ってるの! 僕は男子で女子じゃないんだけど・・」
僕がごく当然のことを言ったときだった、カリーナが意外なことを言ったのだ。
「う~ん、それが女子になれちゃうかもしれなかったら、どうする~ぅユウトく~ん」
「はぁ~??」
男子の僕が女子になれるぅ~?? 何言ってるんだ??
「カリーナ、何言ってるの、僕が女子になれるわけないじゃない、それともメイクとかで仮装するとかってこと?」
「メ・イ・ク?? 何それ? ユウトがどう思ってるのかしらないけど、わたしとエレーナが全力で術を合わせればユウトも女子になれるかもしれないわ、ふたりが力を合わせれば、その場の環境を瞬時に別のモノに変えられるほどなのよ」
「えぇ~っ!そんなこと聞いてないよ~っ! ホントなのエレーナッ??」
「カリーナ、それは秘密なはず、軽々しく話してはダメじゃないですか」
「あら、わたしとしたことが、でも、まぁいいじゃないエレーナ、相手はあなたの仲間ユウト達なんだしさ、ウフッ」
「もう、カリーナったら」
突然の驚き能力のカミングアウト、もうその能力のことしか頭にないような感じの僕とタミーにアル、その術を早く知りたいッ!
皆さま、今話もお読み頂き、ありがとうございます。
お盆休みも終わり、今日からお仕事再開です。
そのせいか、今日はいつもより何倍も疲れちゃいました^^
でも、お仕事させて頂けるだけありがたいって思わないと
いけませんよね、主任さんありがと~~!
では、次話もよろしくおねがいします!!!




