表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/304

~3人の得意技に興奮?~

 ~3人の得意技に興奮?~


ブゥ~ン 

 クルマに乗るのが初めてのカリーナ達はかなりハイテンションでシートから身体を乗り出して左を見たり右をみたり、まるで新幹線に初めて乗った子供みたいで可笑しい。

 それからしばらくクルマを走らせてると、

「エレーナァ、私たち朝からな何も食べてないのよ~、そろそろお昼だし、近くの町に寄って何か美味しいモノでも食べましょうよ」

 そう言ってきたのはカリーナだった、そうえいば僕たちは暗闇空間から脱出して、そのままメカ邪魂と対峙したため、今の時間を把握してなかったんだっけ。

 これはエレーナも同じだったようで、

「あら、ゴメンナサイ、カリーナ、私すっかりお食事のことを忘れてました、では、この先にあるイルナスの町に寄りましょう」

 

 イルナスの町はいたって普通の町、ヒト種をはじめ、キャットピープル、エルフなどの亜人も多く住んでいてまぁまぁ賑わってる町のようだ。

「ここなら、いろいろな店もあるし、美味しいモノも見つかりそうだね」

 そう言って眼をランランと光らせてるのはアル、アルは美味しい店を見つけるのが得意、これはお世辞じゃなく、マジでアルがイイと言った店でハズレだったことはない。

 イルナスの町に入り、少し町を歩いていると、

「あっ、あそこ良さげじゃない? アルのアンテナにピッときたっ!!」

 といってアルは少し先の店を指さす。

 その店は外にバルコニー風の屋外テーブルのあるイイ感じの店だった。

「あら、いいんじゃないかしら、アル店探し上手いわね」

 カリーナもアルの言った店の外観を見て気に入ったらしかった。

「では、あそこでお食事にしましょう、タミーいいかしら?」

「えぇ、いいわ、見た感じイイ店っぽいし」

「エミール達もいい?」

「はい! エレーナさん!」

 カリーナの部下、エミールたちはエレーナを「さん」付けで呼ぶんだと僕が感心してるわきで、アルとカリーナが早くもその店に入ろうとしている。

「早っ」

 僕たちは店に入り、それぞれ好みのメニューを注文、料理がくるまでにカリーナが部下3人の紹介をしてくれた。

「料理がくるまでに私の部下っていうか弟子を紹介するわ、まずはエミール、この娘はわたしの一番弟子で遠隔鞭剣の使い手、遠隔鞭剣を使わせたら巫神の中で最強よ」

「遠隔ベンケン?最強?・・なんか怖そう・・」

「そして、次はベルタ、ベルタは爆裂矢弾を得意としてるわ、かなり離れてる相手でも正確に狙い撃ちできる術をもってるの、離れてる敵に対しては巫神のなかで最強よ、、ウフッ」

「あら、離れた相手を倒せるってイイ特技を持ってるのね、いい戦力になってくれそうでスキよ、ウフッ」

「この娘も最強って・・」

「そして最後はドーラ、この娘は大地と共鳴する術を得意としてるの、相手の周囲の地面を自在に動かし相手の動きを塞ぐことができるの、スゴイ技の使い手よ」

 地面を動かせる? そんなのマジにあるの??

「すっ、スゴイねっ! アルもそういう技欲しいなぁ~」

「いや、アルには持て余しちゃう技よ、あなたより私にふさわしいわ、ウフッ」

「何でよッ! アルだってもっと強い技欲しいも~ンッ!!」

「アルには似合わないから、諦めなさい!」

「ヤ~ダッ! 絶対欲しいッ!」

 ドーラの得意技を聞いたタミーとアルが変な感じに言い合ってる、姉妹みたいだけど、実際はかなり悪い空気感を放っていて、近づきたくない感じ、でもそうも言ってられないので・・

「タミー、アル、二人ともドーラの術を欲しいのはわかるけど、だれもあげるなんていってないだろ、勝手に盛りあがってもしょうがいよ、諦めろよ」

 僕がタミーとアルを宥めるてるのを見てたドーラが僕やタミー、アルの傍に寄ってきて、

「私の術に興味を持ってくれてるのは嬉しいわ、でも・・この術はだれかにあげられたりできるモノではないの、私は母から、母は祖母から受け継いで備わってる術なの、だから・・ゴメンナサイね」

 ドーラから諭されるようにこう言われたタミーとアルは一目で分るくらいにガッカリしてる、特にアルはその耳が完全に畳まれてるので、ガッカリ感がはっきり見て取れる。

「アル~、私たちは地道に頑張るしかないわ、一緒に飲みましょ」

チ~ン!

 タミーはアルの肩に手を掛けてアルの隣に座り、アルコールをグラスに注いでアルと乾杯?をして勝手に飲み始めちゃった。

 

 料理がきたので、みんなでこれからに乾杯することにした。

「カリーナ、エミール、ベルタ、ドーラ、これからよろしく、一緒に頑張ろう!」

「かんぱ~い!!」

チ~ン、チ~ン(乾杯の音)


皆様、今話も読んで頂き、ありがとうございます。


ユウト達はカリーナたちと合流して新たな役目に出発です。

そして現実のわたしも明日からまたお仕事に出発です^^

ちょっと長めのお盆休みだったせいか、明日からのお仕事が憂鬱です・・

でも、お仕事させて頂けるだけでもありがたいと思ってしっかり

お仕事に励まないとですよネ^^


では、次話もよろしくおねがいします!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ