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~これからは・・・~

 ~これからは・・・~


 カリーナが本宮で起こったこと、薫の変化、今後についてなど聞かせてくれた。

 ここまで伏し目がちに静かにカリーナの話を聞いていたエレーナが目を上げて、

「カリーナ、本山の高位神官達の考えはどういったことになったのですか?」

 エレーナからそう聞かれたカリーナは、ちょっと僕のほうへ目くばせをして、

「あぁ、神官たちの意見としては、あのカオルと名乗る迷魂は、邪魂とみて間違いなく、このまま放置してはこの世界に大きな災いとなる、なので、あの迷魂は速やかに全てを捕縛、あるいは殲滅させる・・ってことになったわ・・・」

「そう・・ですか・・」

 エレーナとカリーナがふたり同時に僕のほうを見た。

 ここまでの話を聞いていた僕だけど、簡単には薫が邪魂で災いの元だなんて納得できない、なにか別な理由でどこかへ逃げて行っただけと信じたかったからカリーナに聞いた。

「で、でも、薫は何かを恐れて逃げただけってこともあるでしょ?」

それに対しカリーナはちょっと考えて、

「それはないわ、あの場に高位神官が6人いたのだけど、その全員がカオルが来た時からおかしな妖気を感じてたらしいの、その後、カオルが光る球になった時には私たち巫神もカオルに邪魂特有の波動を感じちゃったのよ、だから、あれはカオルではないということは間違いないと思うわ・・」

「薫じゃない・・」

 僕はカリーナの言葉を聞いて絶句してしまった、いままで薫と思っていた相手が薫ではなく、邪魂だったなんて・・・

 そんな状態で呆然としている僕を見たカリーナがフォローするように、

「でも、カオルがはじめから邪魂だったわけではないと思うの、実際、私が初めてカオルに会ったときにはおかしな感じはしなかったし、途中で変化したんだとおもうわ」

「途中で?」

「えぇ、どこでかは分からないのだけど、途中で変化したんだと思う」

「変化?」

「う~ん、変化したというんじゃないわね、どちらかと言うと、すり替わったというほうが近いかしら・・」

「すり替わった?」

「えぇ、ユウトたちから私が預かったあと、どこかのタイミングでカオルがカオルでない何者か、いえ邪魂にすり替わったという感じかしら」

「どこで?」

「う~ん、どこでかは私にもわからないわ、私たちも四六時中監視していたわけではないから」

 ここまでいろいろ話してくれたカリーナだけど、その中に僕への申し訳ないという気持ちがみえて、僕のほうが気まずくなる、だから、

「カリーナ、君たちが薫のことを思ってしてくれたことに、僕は感謝してるんだ、だから責任を感じることはないよ」

 カリーナ達は悪くない、そんなことより一刻も早く薫を探さないと・・・


皆様、今話も読んで頂き、ありがとうございます。


今話の更新は遅くなってしまいました、ゴメンナサイ・・

次話からの展開にちょっと迷ってまして、どうしようかなぁ~てt

感じでいます、でも、なんとか二日に一度の更新ペースは

維持していきたいと思ってます!

では、次話もよろしくおねがいします!!!

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