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~信じたくない言葉~

 ~信じたくない言葉~


「実は、もう一件、ちょっと面倒というか複雑なことがあって・・」


 カリーナ達の力を借りてやっとメカ邪魂を倒したというのにカリーナのこの一言で場の空気が若干重くなったのを感じた。

「カリーナ、その複雑で面倒なことって僕に関係あるのかなぁ?」

 僕のほうを見ながらの言葉だったもんだから、僕的にはあんまり関係ないほうがイイんだけどと内心思いながらも、それを表情に出さないように頑張ってニコニコしてたつもりだけど、

「ユウト、顔、引きつってるよ」

 僕の引きつり顔を見たアルが遠慮なく突っ込んできた、しかもアル自身もかなりマジ顔で・・・

「カリーナ、その複雑なこととは、もしかしてカオルのことではないですか?」

 エレーナが核心部分を突いた問いをカリーナに放った。

「さすがね、エレーナ、今日は私たちが少し前に預かったカオルという迷魂の娘のことを伝えに来たのだけど、そこにたまたま前から追っていた邪魂もここにいたって訳」

 そうカリーナが言い終わると同時に僕はカリーナの眼前に詰め寄りながら、

「かっ!薫がなんですかっ? 薫に何かあったんですかっ、カリーナッ!?」


 その後のことはよく覚えていない、ただ、あまりに衝撃的なことを告げられ、僕は呆然自失に陥り、かなり長い時間意識はどこかを彷徨っていたようだ。

 そのあと薫のことをカリーナが聞かせてくれたんだけど、その説明はこんな感じだった・・

 僕たちが遭遇し実体の無い状態だった薫はその時点ではまったく敵意や害は無かったのは確か、しかし、そんな薫をカリーナ達が僕たちから預かり、巫神たちの総本山に連れて行ったときに異変が起こった。

 薫の様子が変わり、周囲の巫神達をなぎ倒し、周囲の巫神たちの制止もまったく無意味なほどにその場で薫は暴れまくり、その挙句にちょうど人の背丈くらいのおおきさの光る球になったかと思うと、その球が無数の小さい光の粒になり四方へ飛散した。

 その時は人的被害は出ず、辺りの建物が少々破壊されただけで済んだが、そのあと高位の巫神/神官達の協議の結果、薫の正体の究明についてや、飛散した光の粒の正体の解明、そしてその行方を追うとなった。

 飛散した光の粒をそのままにはできない、放置しては他の地で悪さをする予感しかないとの結論になり、急遽一部の巫神に飛散した光の粒の追跡と捕獲が命ぜられたとのことだった・・・

今話も読んで頂き、ありがとうございます。


今日は日曜日でお休みなので、日中に更新できました。

それと、今日はわたしの住んでる地域は曇りぎみ?なお天気で

昨日までの太陽サンサン状態に比べると、ちょっとだけ過ごしやすいかも、

なんですけど、やっぱり暑いのは変わらず、わたしはお家でグダ~っとしてます・・・


では、次話もよろしくおねがいします!!!


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