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~実践!ハイビーム作戦~

 ~実践!ハイビーム作戦~


 僕の考えた作戦、それはヘッドライトのハイビームで邪魂を照らし、その眩しさで目くらましをして、邪魂の脇をすり抜けるというモノ、邪魂の後に見えてる別の光が何なのかハッキリしてはいないけど、とにかく今の状況を少しでも変えたいと思っての行動だ。


 ハイビームにしたヘッドライトの照らし出す先に邪魂の姿がハッキリ浮かんだ。

「このハイビームで邪魂の目を眩ませられるといいんだけど・・」

「アル、大丈夫?」

 ルームミラーを覗くと、タミーが後席のアルを心配そうにしてる。

「大丈夫! 任せて!! へへへ」

この謎の空間ではエレーナ、タミーの術は使えない、僕とアルが中心になるしかない。

「こっちからは邪魂がはっきり見えるけど、邪魂からはこっちがよく見えてないはず!」

「アル~、そろそろだぞッ!」

 僕はアルに合図し、自分も準備にはいった。

「じゃあ、エレーナ頼む!」

「えぇ」

 僕はドアのウィンドウを全開にし、いわゆる箱乗りになり邪魂を矢弾で狙う。

 僕が箱乗りになると、ハンドルとアクセルが操作できない、そこで助手席のエレーナに運転席に移ってもらい、ハンドル、アクセルの操作をしてもらう。

 エレーナは賢い、この賢さがちょっとした説明でクルマの簡単な操作を覚えるという特技となり、今回も大事なポイントを受け持ってもらえる。

 エレーナにはちょっと狭いのは我慢してもらって、なんとかクルマをまっすぐ邪魂へ向けて走らせてもらい、僕はその間に邪魂に向けて矢弾を撃つ準備をし、アルはバックドアからルーフに上り、手持ちの短剣を邪魂に向けて放つ。

シュパ~ン!シュパ~ン!!(アルが放った短剣が飛ぶ音)

 アルが放った短剣はクルマのライトの逆光効果によって邪魂から見えないはず!

 そして、ここで僕が矢弾を放って邪魂の力を削ぐ、邪魂がダメージから回復する前に邪魂の後の明るくなてるほうへ突貫!可能ならそこから突き抜ける!!!

「マキシマムルミナー矢弾、イッケ~~ッ!!」

バシュ~~ンン!!!

僕が撃ったルミナー矢弾とアルの放った短剣が邪魂めがけて飛んでいく、しかし、邪魂は避ける気配を見せない。

「!! やっぱり逆光で邪魂には矢弾と短剣が見えてないんだ!」

 その直後、

ズドゥ~~ン‼ ギギャ~~ッ!

ものすごい轟音と閃光、そして邪魂のうめき声のようなモノが聞こえた。

「ま、眩しい! 命中したのか?」

 僕は状況がはっきりしない中、クルマをさらに加速、邪魂の横と思われるポイントを加速しながら通過したものだから、ちょっとしたハンドルの動きで車体が傾き、片側のタイヤが浮いてるのがわかった。

 僕は身体をひねって後方の邪魂の姿を確認、邪魂はまだ僕たちのクルマがどこにいるのかを捉えてない様子、この隙に一気に光の射すほうへ突き進む。

ブゥ~~ン!!

 僕は運転席に戻ってエレーナからハンドル操作を代わった。

 前方を見ると光の射す部分がはっきり見えている、その光は確実にこの空間の外から射し込んでいるのがわかる。

「間違いない、絶対あの光は外から射してる! あそこから出られるはずだ!」

「えぇ! 私たち、やっと出られるのね!」

「はやく~! 邪魂がこっちに気付いちゃったよ~!!」

 アルの言葉に僕は再度、ドアミラーを確認、すると邪魂がこっちに気付いて、追いかけ始めてるのが見えた。

「ヤバイ! 全開で抜けるッ!!」

ゴォ~~ッ!!

 僕がアクセルをべた踏みすると、アルファードはそれに応えるように、そのボディを加速していく・・・

今話も読んで下って、ありがとうございます。

今日は「海の日」って祝日でお休みで~す^^

なのでこんなに早い時間に更新!お話を進めることができました。


まだ梅雨明けしてないはずなのに、酷暑とまで言われるくらい暑いッ!!!

この暑さってなんで??ってお友達に聞いたら、太平洋高気圧とチベット高気圧のふたつが

日本に被ってるからって聞いて「聞き覚えがある名前ね」って言ったら、

「夏になると毎年くる高気圧だからね」って笑って、その後、今日は海水浴に行くって

ニコニコしてたけど、この暑さのなか、ホントに言ったのかなぁ?ってチョット心配です・・・


お話とは関係ない後書きになっちゃいました、ゴメンナサイ・・

まだしばらく2日に一度の更新になりますが、よろしくお願いします!!


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