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~女子のテンションを上げるモノ~

 ~女子のテンションを上げるモノ~


 僕たちはクルマの周りに落ちていたモノの中から、使えそうなものを拾い、さらに先に進んだ・・

 しばらく進みアルの見たというモノのほうへさらに近づいていくと、エレーナやタミー、僕にもアルの見たものがしっかり見えるようになってきた。

「かなり接近してきたよ、もう少しであれが何なのか分かるはず」

 僕はそう言いながら、僕自身のそれが出口であってほしいという願望もあってか、無意識にアクセルをさらに強く踏んでいた。

ブォ~ン 

 そんな僕の気持ちに応えるかのようにアクセルを踏んだアルファードは、一気に加速して進む。

 周りは真っ暗で分からないけど、そのスピードがさらに速くなったのはタミーやアルも身体で感じたようで、

「うわぁ~ッ! 一気に速くなったよ~! すご~い!」

「なんか、ワクワクするわぁ~ッ! ユウトもっと速くして~ッ!」

 後席の二人はジェットコースターに乗ってる女子のようにはしゃいでる。

 周囲の景色が見えないから、どのくらいのスピードかはメーターでしか分からないんだけど、タミー、アルはそんな速度感を身体で感じ取ってるみたい、さすが異世界の住人!

 と、僕も今のスピードが気になってメーターを覗くと、

「えっ?! メーター動いてない? でもエンジンはまわってるし、回転数も1300くらい、アイドリング状態じゃない、ちゃんと走行してる回転数だよな」

 僕の頭は「?」を連発し、パニックちょい手前状態だった。

 でも、ここで僕が狼狽えちゃうとエレーナ達が不安になるだけ、ここはグッと堪えて、

「見なかったことにしよう・・」

 と、僕は平静を装ってアルファードを更に進めた・・・

今話も読んで頂いてありがとうございます。

今日はお休みなのでこの時間に更新できました。

今話はアルファードのスピードにテンション爆アゲのタミーとアルを

中心にお話を進めてみました。

わたしもアルファード乗ってみた~い!!


では、次話もよろしくお願いします!!

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