~お気軽のほうがいろいろ有利かも・・~
~お気楽のほうがいろいろ有利かも・・~
「地援射」と言われる力の存在、それとエレーナとタミーの弱点とも取れる事の存在を初めて知った、それにしてもエレーナやタミーのように術を使うのに制限みたいなモノが無い僕のことを「無敵」だなんて、タミーも大げさ過ぎ!
人間界ではモブで注目されなさすぎだったから、急にそんな風に言われても、どう反応していいのか、マジに焦っちゃう・・・
そんな僕を見ながらエレーナが、
「でも、この空間で術が使える可能性があるのはユウトだけです、アルも私やカリーナが授けた術はここでは使えないはずです」
それを聞いていたアルが残念そうに、
「えぇ~、アルの術も使えないのぉ~、せっかく貰ったのにざ~んねん・・」
そう言ってるアルはホントに残念そうだ。
「それはまた次にして、今は使えそうなものを拾うのが先だよ、そして早くここから脱出しようよ」
僕は自分にへんな期待をされるのが耐えられなくなって、みんなの気持ちがどうにか別のモノに向かうよう適当に話をずらした。
それから少しの間、クルマの周りに落ちてるモノから使えそうなものを拾って、僕の異界収納に入れた。
いろんなモノが落ちていた、電卓、高倍率のデジカメ、折り畳み傘、スマホ、カッターなどなど、中には未開封のマヨネーズもあった。
「このマヨネーズ、まだ使えるかな? 一応とっておいて後で開けてチェックしよう、もし使えるなら木の実とかに付ければおいしいし、タミーが喜びそう」
ある程度拾ったところで、再びクルマを走らせる。
「いろんなモノがあったね、どれもよく分からないものだけど、使い方はユウトに聞くから、ユウトよろしくね!」
「そうね、私の拾っモノもみんな見たことないモノばっかり、使えるかどうかは全部ユウトに掛かってわ、ユウトいろいろ教えてね」
「うん、あとで見せてくれれば、使い方を教えるよ」
この会話だけ切り取ったら、どこかのリサイクルショップでジャンク品でも漁ってきたように聞こえるかも・・
でも実際は、訳わからない空間に閉じ込められてる状態で、一刻も早く元の場所へ戻らないとっていう、けっこうヤバイ状態なんだけど、タミーとアルときたらそんな現実に関係なく気の抜けちゃうようなお気楽なことを言ってニコニコしてる、
人生、お気楽なほうがいいって聞いたことがあるけど、僕は二人のようにはなれないなぁ・・今もハンドル握ってる手は緊張で汗ベタベタだし・・
今話も読んで頂いて、ありがとうございます。
暗闇の中っていう特殊な環境の4人にどう動いてもらおうかって
いろいろ考えながらお話を進めてみました。
いかがでしたでしょうか?
次話も、今話同様よろしくお願いします!!




