~暗闇からのメッセージ?~
~暗闇からのメッセージ?~
その後も、クルマは特に問題も無く何か見えたとアルのいう方向へ向かって進む。
そんなとき、アルがクルマの横にいくつも何かが落ちてるのをみつけた。
「なんか落ちてるよ」
「えっ? なんか落ちてる?」
僕はアルの言葉に驚いてしまって、車を急停車させてしまった。
キィ~ッ!
「うわぁ~っ! 急に止めないでよッ!」
急停車にアルがよろめいちゃって、めちゃ怒った。
そんな状況にも動じないでずっと横を見ていたタミーが、
「こっちにもいろいろ落ちてるわよ、中にはけっこう大きいモノもあるようだわ」
「そっちにも?」
クルマの前方には何も無いし、なにかを踏んだような感覚は無かった、しかし、よく見るとクルマの左右にはふたりの言った通りいろんなモノが落ちてる・・・
これって、事前に僕たちがここを進むって判ってることを意味してるんじゃないのか? もっと言えばこれは何かメッセージ的なモノかも? 僕はそんな疑問とも不安とも思えることを想像して、その仮説をエレーナに話して意見を聞いてみた、するとエレーナは、
「たとえそうであっても、今の私たちはこの空間から一刻も早く脱出しなければいけません、そうしないと本来の仕事が終わりませんから」
そうだった、僕たちは帝市カイエンで邪魂を退治するために旅をしてきたんだったんだ、異様な空間に飛ばされた?ので、すっかりそのことを忘れていた。
「とは言っても、このままで元に戻れる確証は無いだよ」
「えぇ、でもここは賭けてみるしかありません!」
賭けてみるって、なんともアバウト! とてもいつものエレーナとは思えない! でも、これはさすがのエレーナもかなり追い詰められてるってことかもしれない。
僕はそんなエレーナの気持ちが少しでも楽になるよう、同意する感じの言葉を返した。
「そうだね、何かしら行動するしか今はない! このまま前進だ!」
「はい、しかし、この左右にあるもので、使えそうなモノは拾っていきましょう」
エレーナがそう言うので、4人ともクルマを降りて周囲に落ちてるモノを調べて、使えそうなモノは拾って行くことになった。
今日も読んで頂いて、ありがとうございます。
今夜の更新はちょっと遅くなっちゃいました、ゴメンアサイ・・・
体調が万全じゃないのでどうしてもこんな感じになっちゃうんですよね。
でもでも、これからもしっかりお話を進めて行きますから
次話も、その次もよろしくお願いします!!!




