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~持つと震える~

 ~持つと震える~


 アルファードで移動中、まさかの銃発見!

 人生初の銃を手にし、そのひんやりする手触りを感じ取りながら僕は思わず、

「お、重い、それと冷たい・・」

 それは見た目をはるかに上回る重量で、手に、手首にどっしりきて、あたかもその威力の大きさを重さで伝えてるようだった。

 気が付くと、僕の手は小刻みに震えていた。

 今自分が手にしている銃は、その引き金にちょっと力を込めただけで、人が死ぬパワーを秘めている、まさしく武器なのだ、そう想像しただけでガタガタと震えがくるし、持ってること自体恐怖になってきた。

「ど、どうしよう・・これ・・・」

 僕は前に異界収納に銃とか入っててくれたら、めっちゃ活躍できちゃうのにと、安易に想像したことがあるけど、いざそれが現実になるとそんなお気軽な気持ちは微塵も無くなった。

 そんな感じに固まってる僕に異変を感じ取ったエレーナがクルマから降りてきて、僕を心配して、

「ユウト、どうしたのです? 何があったのですか? 私にみせて下さい」

「え? あぁ、ごめん、ぼ~っとしてた、これが落ちてたんだよ」

 そう言って僕は落ちていた銃をエレーナに見せた

「これは何ですか? ユウトはこれが何か知ってるんですか?」

「うん、これは銃って言って、目に見えないくらいの速度で鉄の球を発射して相手を殺せる人間界の武器なんだ」

「これが武器ですか・・」

「そう・・・だけど、僕の住んでいた場所では持つことは禁止されてたから、僕は持ったことは無かったんだけどね、ハハハ」

 知ってるけど、使ったことは無いって、妙な立ち位置だけど、エレーナはわかってくれるかなぁ? ちょっと心配だったけど、次のエレーナの言葉と表情で安心できた。

「この武器はユウトの住んでいた場所では禁止されてたのですか、でも他では禁止されてなかったのですか? そうだとしたらユウトは使ってみたいのではないですか?」

 いやぁ~、感動~ッ! エレーナってすご過ぎでしょッ! さっきの僕の言葉からそこまで深く理解っていうか僕の深層心理っぽいとこまで汲み取ってくれてる!

「エレーナ、スゴイね、実は僕も銃を使ってみたいと思ってたところだよ、でも、やっぱり怖いし、正直言うと今も手が震えてるんだ、へへへ」

 僕がそう言って頭をかいてると、

「手が震えてるのは、見ても分かります、でも、ユウトなら大丈夫、ユウトはしっかり理性も自制心も持っています、だから私からもお願いしたい、その銃というモノをこれからの邪魂退治に役立ててください」

 いつもの優しいエレーナではなく、キリっと締まった表情のエレーナに、全幅の信頼みたいなことを言われて、正直僕は嬉しかったし、その気持ちに応えられるようにするって誓った。

「わかったよエレーナ、この銃は僕が使う、そしてこれでみんなの力になってみせるよ」

「よく言ってくれましたユウト、私やタミー、アルはユウトの力を信じています」

 エレーナにそう言われ、なんとなくだけど自分がもっとみんなの力になれそうな気がしてきた、巫神の言葉って偉大だ!

 僕はその銃を異界収納にしまって、エレーナとともにクルマに戻り、さらに先へクルマを進めた・・・

皆様、こんばんは。

今話も読んで頂いてありがとうございます。


今日はちょっと早めに帰ってこれたので、ちょっと早めに更新できました!^^

わたしのお友達がアメリカに旅行に行ったとき、銃を触ったけど、それだけで

怖くなっちゃって震えたって言ってたので、それをヒントに銃を拾った場面を

書いてみました、いかがでしょうか?

わたしも怖いけどちょっだけ触ってみたいです^^


では、次話もよろしくお願いします!!

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