~暗闇の中~
~暗闇の中~
アルファードのヘッドライトの明るさにエレーナ、タミー、アルが驚くと同時にやや逆切れ気味になっちゃって、僕はちょっと困ったけど、すぐに冷静になってくれたので、僕たちは再びクルマに乗り込んだ。
「さぁ、どうしようかな? このままこれで動いてみるのもいいけど、周囲の状況がはっきりしないからなぁ・・」
僕が独り言のようにつぶやくと、エレーナが、
「でも、移動してれば、また何か見つかるかもしれないですよ、少し動いてみましょう」
と、決断を促すように言ってくれた、こういったとこころはさすがエレーナと思う。
僕はライトをハイビームにしてクルマを進め始めた。
ハイビームにしても相変わらず何も見えてこない、この真っ暗な状況というのは現代の人間界にはほぼ存在しない、少なくとも日本の都会というエリアに住んでいるとほとんど遭遇しない、だから真の暗闇というのは異様を通り越して恐怖も感じてきてしまうほどだった。
僕は内心ビクビクで、でも、それをタミーやアルに知られないよう、ぐっと堪えながらハンドルを握っていたんだけど、隣のエレーナにはバレてたようで、
「大丈夫ですよユウト、私たちがいるんです、みんなで不安を超えましょうね」
「えっ!? あぁ~そうだね、僕にはみんながいるんだよね、アハハハ」
僕はエレーナに不安でビビり気味なことを見透かされ、更に僕を安心させようと気遣いまでされちゃった、エレーナだって今の状況は不安だろうに、僕のことまで気遣ってくれる、まさに女神そのもの! もうエレーナしか勝たんッ! 的な^^
そんな感じだったけど、僕の運転するアルファードはどこにいるのかも分らない暗闇を進んでいた、と、そのときアルが右方向に何かが見えたと言ってきた。
「ユウトッ! 右のずっと先のほうに何か見える!」
「えっ?! 右? 何が見えたの?!」
皆様、こんにちは。
今話も読んで頂き、ありがとうございます!
今日はお仕事お休みなので、お昼に更新できました!^^
お休みだからじっくりお話を作れればって思ったんですけど、
う~ん、いつもと変わってない・・・
でもでも、ゆっくりですけど、これからもお話進めて行きますので
よろしくお願いします!!^^




